光回線には色々ありますが、東京よりも西側には各地域に「地域限定光回線」が展開されています。
東海地方や長野ではコミュファ光、近畿地方ではeo光、中国地方ではメガエッグ、四国地方ではピカラ、そして、九州地方にはBBIQ光があります。どれも地域限定の光回線のため、一見お得のようにも見えますが、果たしてどうなのでしょうか?
そこで今回は、九州地方限定で提供されているBBIQ光について、お得なのか?快適なのか?などを見ていきたいと思います!
目次
BBIQ光はお得なの?
さて、まずは九州地方で使えるBBIQ光について見ていきたいと思います。
光回線と言えばフレッツ光や光コラボなどを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、それ以外にも「地方限定の回線」というものがあり、大抵は電力会社が親会社となっています。BBIQ光もこれと同じで、九州電力が主の光回線です。
地方回線の特徴は「地方に特化していて安い・速い」という点ですが、BBIQ光はどうなのでしょうか。その辺りに注目して見ていきたいと思います。
月額料金+工事費を見てみよう
月額料金と工事費を見ていきたいと思います。
戸建てとマンションそれぞれ料金構成がかなり異なるので、分けて見ていきたいと思います。
<BBIQ光 戸建てタイプ(ギガコース)>
プラン | 2~12ヶ月目 | 13ヶ月目~ |
---|---|---|
通常時 | 5,280円 | 6,380円 |
「九電セット割」適用時 (330円割引) | 4,950円 | 6,050円 |
「つづけて割」適用時 (880円割引) | 4,400円 | 5,500円 |
「九電セット割+つづけて割」適用時 (330円割引&880円割引) | 4,070円 | 5,170円 |
BBIQ光には「ギガコース」と「100メガコース」の2種類がありますが、ギガコースで契約すると2~12ヶ月目までの11ヶ月間が1,210円割引される「ギガスタート割」が適用されます。「ギガスタート割」という名前からもお察しいただけると思いますが、100メガコースでは適用されません。
戸建てタイプでは「つづけて割」といった割引も適用可能で、「ギガスタート割」「九電セット割」と併せて最大3つの割引サービスが併用できます。
12ヶ月目までの割引額は最大で2,310円に及びますが、ギガスタート割が適用される期間は12ヶ月目までなので、13ヶ月目以降は「九電セット割」と「つづけて割」による割引のみ継続されます。
したがって、ギガスタート割が終了した13ヶ月目以降は最安でも5,170円になります。
次にマンションの月額料金を見ておきましょう。
<BBIQ光 マンションタイプ(ギガコース)>
1戸 | 2~7戸 | 8~15戸 | 16戸~ | ||
通常時 | 2~12ヶ月目 | 5,280円 | 4,510円 | 3,960円 | 3,410円 |
13ヶ月目~ | 6,380円 | 5,610円 | 5,060円 | 4,510円 | |
「九電セット割」適用時 (110円割引) | 2~12ヶ月目 | 5,170円 | 4,400円 | 3,850円 | 3,300円 |
13ヶ月目~ | 6,270円 | 5,500円 | 4,950円 | 4,400円 |
※屋内配線がないマンションやビル向けの料金プラン
マンションタイプは、「つづけて割」が適用されません。割引可能なのは「ギガスタート割」「九電セット割」の2つのみです。
また、マンションタイプは同じマンションにどれだけ「BBIQ光ユーザー」がいるかによって料金が変わります。
可能性が高いのは1戸か、もしくは2~7戸のどちらかだと思いますが、16戸以上の場合は最大で3,300円まで安くなります。ただし、マンションタイプの料金の相場は4,180円程度なので、1年目は安いとしても2年目だと他の光回線に比べて割高になってしまいます。
結論を言うと標準的なマンションの月額料金に比べるとBBIQ光は高め!
というわけです。
工事費は?
BBIQ光の工事費は2,200円と安いです。初期費用で取られるのは工事費の2,200円+事務手数料の880円=合計3,080円で、それ以上は工事が特殊な場合を除いて工事費は発生しません。
したがって、他の光回線のように月々の料金に工事費の分割払いが上乗せされたりしません。
解約金・撤去工事費
解約金が非常に分かりづらいため、ここで詳しく説明しておきましょう。
解約金のタイプは主にこの2つに分かれます。
- 戸建てタイプで「つづけて割」に加入している場合(3年契約)
- マンションタイプを含め「つづけて割」に加入していない場合(2年契約)
それぞれ期間別に解約金の金額が異なるので見ていきましょう。
戸建てタイプで「つづけて割」に加入している場合(3年契約)
利用期間 | 解約金 |
12ヶ月未満 | 27,500円 |
12ヶ月以上24ヶ月未満 | 22,000円 |
24ヶ月以上36ヶ月未満 | 16,500円 |
1回目の更新月の翌々月以降 | 13,750円 |
2回目の更新月の翌々月以降 | 11,000円 |
「つづけて割」は3年契約となるため、3年未満の解約、または3年ごとにやってくる2ヶ月間(36・37ヶ月目、72・73ヶ月目…)の更新月以外に解約してしまうと上記の利用期間に応じた解約金がかかってしまいます。
マンションタイプを含め「つづけて割」に加入していない場合(2年契約)
利用期間 | 解約金 |
12ヶ月未満 | 27,060円 |
12ヶ月以上18ヶ月未満 | 22,000円 |
18ヶ月以上24ヶ月未満 | 11,000円 |
24ヶ月以上 | 0円 |
BBIQ光の最低利用期間は2年となるため、2年未満で解約してしまうと上記の利用期間に応じた解約金がかかってしまいます。ですが、2年以上使っていれば解約金はかかりません。
ちなみに、解約時に発生するのは「解約金」だけではありません。これの他に「撤去工事費」が発生するのです。
- 撤去工事費:5,500円
です。撤去工事費は基本的にかかりますが、マンションタイプの「棟内LAN方式」で契約している場合はかかりません。
速度はどうなの
さて、次は速度を見ておきましょう。
もちろんBBIQ光はギガコースにすれば、最大速度は「1Gbps」です。その他に100メガコースもあります。
しかし、それはあくまで「最大速度」であって、その速度が常に出るわけではありません。というか出ません。
残念ですがこれはあらゆる光回線に共通する特徴です。最大速度というのは「理論的には最大速度1Gbpsなのですが、実際は『できるだけ速く頑張る!』というベストエフォート型」です。なんだか、速いような気もしますが、実は最大速度以下の速度が実際に出ることを意味しているだけです。
さて、そんなことになると、『ええ、最大速度が出ないんじゃ、一体何を信じれば良いの?』と思ってしまいます。確かにそうです。ホームページには「最大速度」しか書いてなくて、さもその速度が常に出るかのように宣伝されています。
そんなときに頼りになるのが、光回線の公式サイトとは関係ない、別の第三者による「リサーチ」です。こうしたリサーチの中では「RBBスピードアワード」が有名です。一番最近に発表されたRBBスピードアワード20187では、地域別の最優秀光回線が発表されています。それを表にしたのが以下です。
九州・固定回線部門1位 | 九州・Wi-Fi部門1位 |
BBIQ | auひかり |
BBIQ光が展開している九州地方では、固定回線部門こそBBIQが1位を獲得していますが、Wi-Fi部門ではauひかりが1位を獲得しています。
『地方回線だし、仕方ないんじゃない…?』と思う方もいるかもしれませんが、実は『地方回線なのに1位じゃないのか…』とため息をつくべきです。というのも、BBIQ光などの地方回線は基本的に西日本の各地で展開されており、フレッツ光や光コラボなどの全国回線に比べ「速い・安い」という点が特徴だからです。
BBIQ光はおすすめしない
それでは結論をまとめましょう。
まず、月額料金について言えば、
- 戸建てはまあまあ安い、マンションは高い
というのが事実です。
そして解約金に関しては、
- 普通
です。解約金自体は少し高めなのですが、使っていくにつれ減っていくので、それを考えると間を取って「普通」です。
最後に、速さですが、これは
- 地方回線にしては大して速くない
と言えます。
よって、「マンションでは絶対におすすめできない」ですし、「戸建てでも大して速くない」ので、BBIQ光はあまりおすすめできません。
九州の光回線ならauひかりがおすすめ!
同じ九州で光回線を契約するのであれば、auひかりが速くて安いのでおすすめです。
auひかりの月額料金+工事費
auひかりの月額料金等はこんな感じです。
※auひかり公式サイトから
1ギガ・5ギガ(戸建て) | 10ギガ(戸建て) | マンション | |
月額料金 | 5,610円 | 6,468円 | 4,180円 |
データ | 無制限 | ||
契約期間・解約金 | 3年・16,500円 | 2年・7,700円 | |
初期工事費 | 41,250円(688円×60回) ⇒ auひかり電話の契約で実質無料 | 33,000円(1,375円×24回) ⇒ 実質無料 | |
撤去工事費 | 31,680円 | ー | |
キャッシュバック | 最大52,000円 |
初期工事費に関してはauひかり電話(固定電話サービス)を契約すれば無料になります。電話は月額550円+通話料です。家族で住んでいて固定電話が必要なのであれば、お得な料金ですね。
しかし、固定電話分の月額料金を入れてしまうと、月々の支払いがより多くなってしまいます。戸建て6,160円/月、マンション4,730円/月。これだとBBIQ光と大して変わりません。しかし、auひかりはここで終わったりしません。
これからもっともっとキャンペーンで安くなるのです。その前に一旦速さを見ておきましょう。
auひかりは速い!
auひかりはすでに触れたように、九州で最も速い光回線です。
もう一度あの表を今度は「平均速度」付きでみてみましょう。
九州・固定回線部門1位 | 九州・Wi-Fi部門1位 |
BBIQ | auひかり |
184.70Mbps | 130.25Mbps |
平均速度は優先で200メガ、Wi-Fiで100メガほどです。えー最大1ギガなのに100メガ~???と思ってしまうかもしれませんが、これはかなり速いです。
通常Youtubeなどの動画は4メガくらいでも再生できます。それが100メガになるのですから、どんな高画質動画でも一瞬で処理できてしまうことでしょう。動画配信サービス見放題です。しかも平均速度なので、多くの人がこのレベルの速度を享受していることになります。
その速さをauひかりはWi-Fiで実現しているのです。
auひかりのキャンペーンで月額料金が激安に!?
auひかりには数えきれないほどキャンペーンがありますが、その中でも代表的なものは、
- 工事費無料キャンペーン
- auスマートバリュー
- auひかり新スタートサポート
などです。工事費無料キャンペーンはすでに説明した通り、戸建てならauひかり電話を契約することで工事費が無料になるというものです。
特に重要なのは「auスマートバリュー」です。
auスマートバリューというのは、簡単に言えば「auひかりとauスマホのセット割」です。
- 条件:auひかり+auひかり電話
- 内容:auスマホ・ケータイ・タブレットなどを500~2,200円割引/月(最大10回線)
工事費無料と同様、auひかり電話を契約すればこの割引を適用することができます。工事費無料を付けたい人はそのままauスマートバリューもつけられるので一石二鳥です。本当はauショップなどで申し込むと、工事費無料キャンペーンとauスマートバリューは併用できないのですが、代理店で申し込めば併用できるので問題ありません。
割引額は、料金プランによって500~2,200円割引と異なります。最大10回線まで割引が可能なので、おそらく家族全員が割引されます。家族でauを使っているのであればなおさらお得というわけです。
auひかり新スタートサポートというのは、他社からauひかりに乗り換えた場合に、他社で発生した解約金などをすべてauが負担してくれるというキャンペーンです。
2021年3月現在auひかりで行われているキャンペーンについては、以下の記事をご覧ください。-
【2021年最新】auひかりが現在行っているキャンペーンまとめ!
auひかりを申し込むときに悩むのは、『キャンペーンがありすぎてよくわからない…』というところだったりします。 『面倒だからお店の人に任せちゃおう』と思ってしまいがちですが、それではせっかくのキャンペー ...
auひかりのキャッシュバックなら代理店NEXT
さらに、お得なのは「キャッシュバック」です。
しかし、このキャッシュバックはauショップや公式サイトで申し込むと大した額をもらえません。11,000円くらいもらえるかもしれませんが、auひかりのキャッシュバックは代理店で申し込むと55,000円ほどもらえるので、auショップや公式サイトでの申し込みは損です。
今回は特におすすめの優良店である、「株式会社NEXT」を紹介したいと思います。代理店に色々あって、正直良くないところも多いのですが、代理店NEXTは間違いなく優良店なので、キャッシュバックも確実・高額・迅速です。
▼キャッシュバック特典はオプションに加入しなくても対象▼
ネット+ひかり電話 | ネットのみ | |
キャッシュバック金額 | 最大52,000円 | 最大45,000円 |
【キャンペーン条件】
■オプション加入:必要なし!
■手続き方法:申し込み時に口座情報を伝えるだけ!
■キャッシュバック振込時期:最短で開通月の翌月末!
この金額のキャッシュバックが、手続きも簡単で、受け取りも翌月末、それに必須加入オプションもなしです。手続きは申し込み時に口座番号を伝えれば完了です。あとは、早ければ1ヶ月後に振り込まれるのを待てば良いだけです。
九州で光回線を選ぶなら、速度も遅く、キャンペーンも少ないBBIQ光よりもauひかりがおすすめです!!