auにはいろいろなデータオプションがありますが、なかでもよく使われるのは「データチャージ」でしょう。
プランのデータを使い切り、速度制限状態になってしまった場合の対処法として、プランとは別のデータをチャージすることができます。
しかし、このデータチャージは本当にお得なのでしょうか。auのプラン全体や光回線など視野を広げて考えていきたいと思います。
au携帯のデータチャージとは?
さて、まずはau携帯の「データチャージ」なるものについて詳しく見ていきたいと思います。
簡単にau携帯のプランの仕組みを見た後に、データチャージの機能や使い方などを詳しく見ていきます。
au携帯のプランの仕組み
データチャージの中身を見る前に、まず「au携帯のプランの仕組み」を見ていく必要があります。データチャージをするほどデータを使用するのは大抵スマホなので、以下では基本的にスマホを想定して話を進めていきたいと思います。
端的に言えば、スマホのプランは
- 月額基本料(電話プラン)
- 通話料
- LTE NET(300円)
- データ定額サービス(auスマートバリューで割引)
以上の4つで構成されています。
月額基本料
まず、月額基本料ですが、これは「電話プラン」が中心の部分です。電話プランには、主に三つの種類があります。データ定額プランを選ぶ場合は、
- カケホ(国内通話すべて無料):1700円
- スーパーカケホ(5分以内の国内通話すべて無料):2700円
2年契約を使った場合は以上の金額になります。これが第一の部分です。
通話料
次に「通話料」も入ってきます。通話料はプランのように定額ではないので、自分で電話した分発生します。とはいえ、カケホの場合は外国に電話しない限りは発生しません。
LTE NET
LTE NETは4G LTEでLTEを使うためのサービスです。月額基本料300円で、通信料が0.6円/KBです。この通信料がデータ定額サービスで定額になります。もしもデータ定額プランを使わずに、1GB使った場合、いくらかかるのかを見てみましょう。
1GB=1000MB=1024000KBなので、これを0.6円で割ると、1024000KB÷0.6円=1706666.67円つまり、約170万円ということになります。
- 1GB:170万円??
あまり現実的ではないですね…・
データ定額サービス
最後に重要なのが「データ定額サービス」です。
データ定額サービスとは、スマホ等でデータを使う際のそのデータプランです。現在では基本的に「使った分だけ払う」というシステムではなく、「予め使う量を決めて申し込む」というシステムになっています。ただし、最近始まった「auピタットプラン」は例外で、使ったデータ量に応じて段階的に値段が変わるシステムも存在します。
当然ですが、基本的にはデータ容量が多いプランほど料金が高くなります。
以上の四つでスマホ等の料金は成り立っています。簡単にまとめれば、
- [通話基本料金+通話料]
- [4GLTE基本料金+データパック料金]
の二つが構成要素になっているとも言えます。
データチャージの役割・機能
それでは肝心の「データチャージ」の役割・機能を見ていきたいと思います。
au公式サイトから
データチャージの主な機能は「プランのデータ量を使い切ったときに補充するための機能」です。
データに関するオプションはたくさんある
ちなみに、データチャージ以外にもいろいろなデータに関するオプションがあります。
名称 | 内容 |
データチャージ | 自分のスマホ等にデータをチャージ |
データくりこし | 余ったデータ容量を翌月末まで繰り越し |
データチャージカード | データ容量をプレゼントできるカード |
データシェア | スマホ・タブレット同士でデータ容量をシェア |
データギフト | 家庭でデータをあげたりもらったりする |
データプレゼント | 購入したデータ容量を、友人や家族にプレゼント |
かなり多いですね。とはいえ、基本的なデータのオプションは「データチャージ」がおおもとになっています。「データを追加で買う」という発想から他の大体のオプションが導き出されているのです。
データチャージのやり方
データチャージのやり方を簡単にみていきましょう。
まず、購入の仕方は「データチャージサイトで手続き」もしくは「デジラアプリで手続き」のどちらかです。その際、支払い方法を決定しますが、それは
- 通信料金と合算して払うか(auかんたん決済可)
- クレジットカードで払うか
このどちらかです。
次に、使い方も見ておきましょう。データチャージは「買ってすぐチャージする」ということも可能ですが、「予約」も可能です。「予約」というのは端的に言えば「今すぐではなく、プランのデータを使い切ったときにチャージする」ということです。
- すぐにチャージ…買ったときにチャージする
- 予約…データ容量が残り1%になったときにチャージ
au公式サイトから
ただし、予約の場合はもっと言えば二つのパターンがあります。
- データ容量が残り1%になったときにチャージ
- 購入済みデータ容量の有効期限を超過したときにチャージ
有効期限になったときに知らないうちに使えなくなっているのはなんだか残念なので、auもやさしいシステムを導入してくれています。期限切れでなくなる前に使ってくれるのです。
デジラアプリで手続き
サイトだけでなく、「デジラアプリ」というauのアプリでもデータチャージが可能です。
au公式サイトから
上の図のように、最初の登録を済ませておけば、アプリを起動し、「ふやす」→「データチャージ」で③の画面に移動し、チャージするデータ量を選んで、「決済画面に進む」を押せば購入することができます。
データチャージだけでなく、最初に紹介したデータに関する手続きがいろいろ行えます。
「データおねだり」という機能もありますね…。まあもし有効期限が近くて、使い切れないデータを家族がもっているのであれば、他の人からデータをもらうのも得策ですね。
選べるデータ容量
データ容量のチャージは0.5GBから自分で選べます。
- 0.5GB:550円
- 1GB:1000円
この二つが選択肢です。「え?これだけなの?」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、これら二つを組み合わせれば大概のパターンを自分で作れます。
たとえば、0.5GB+1.0GBを購入すれば、合計で1.5GB=1550円です。
データチャージのデメリット?
値段に関してはどうでしょう。「0.5GB:550円」と言われるとなんだか安い気がしてきます。確かに、プランとして5GB:5000円とかはまあ悩みの種になりますが、「0.5GB:550円」というのは、「まあデータ足りないしこれくらいならいいか…」と思わせる値段です。
とはいえ、このデータの金額はそこまで安いわけではありません。20GBだったら20000円になるわけですが、auフラットプランなら8000円ほどで使うことができます。
また、もう一つのデメリットは「たくさんデータを使ってもauスマートバリューはもとのプランのまま」という点です。auスマートバリューの割引額は「データプラン」によって決まります。また、データプランのデータ容量が大きければ大きいほど、価格が高ければ高いほどauスマートバリューの割引額も上がります。しかし、データチャージで容量を増やした場合「プランは何も変わらない」ので、auスマートバリューの割引額が高くなることはありません。
データチャージするくらいならauひかりの自宅Wi-Fiで節約!
これまでデータチャージについて紹介してきましたが、結果的に二つのデメリットが見えてきました。それは
- データチャージはデータ容量プランに比べ、割高
- データチャージをいくらしてもauスマートバリューの割引額は変わらない
この二つです。auの場合「使えば使うほどお得になる」というのが基本ですが、データチャージでたくさん使っても、いうほどお得にはならないのです。
自宅のWi-Fiでデータは節約できる
データチャージでお金を使うのはあまり得策ではないのですが、それではどうやって「使うデータ容量」を確保すればよいのでしょう。
実際、「動画を観ない」「ゲームをしない」「音楽をストリーミング再生しない」などいろいろな「節約」が可能ですが、正直あまりこういった節約はしたくないですよね。ダイエットと同じで、できれば「食生活は変えず痩せたい」「データ容量はこのままでお金を節約したい」というのが本音です。
そんなときにおすすめなのが、「自宅は光回線のWi-Fiを使う」という手段です。ダイエットで食生活を変えずに痩せるのが難しいかもしれませんが、日々使うデータの総量は変えずにお金の節約をすることができます。
すでに述べましたが、スマホでネットにつないでデータを使う場合、auなら「4G LTE」で接続します。すべてはこの4G LTEでデータに関するお金が発生しています。しかし、スマホは、それ以外でもネットに接続できます。それは「Wi-Fi」です。Wi-Fiは4G LTEとは関係なく、基本的にスマホ側にとって無料のままネットにつなぐことができます。
- 4G LTE…auの会計へ
- Wi-Fi…スマホ側は無料
この二つを念頭に置けば以下のことがすぐに思いつきます。
- Wi-Fi環境がないときは4G LTE、Wi-Fi環境があるときはWi-Fiを使えば4G LTEのデータ量の節約になる
Wi-Fiを使っている間は、基本4G LTEはストップし、全く同じネット動画を観ていたとしても、auのプランのデータ量を使うことにはなりません。そのため、できるだけWi-Fiを使えば、スマホプランのデータ量の節約になります。
そして、現在では自宅でパソコンよりもスマホを使う人が多いため、
- 自宅にWi-Fi環境を設置すれば大分データ量を節約できる
ということも考えられます。
自宅にWi-Fiを設置する方法はいくつかあります。モバイルルーター、据え置きのワイヤレスインターネット設備などなど…。その中で最もおすすめできるのは、
- 光回線のWi-Fi設備
です。光回線はパソコンのインターネット回線と思われがちですが、ちゃんとしたWi-Fiルーターをつければ、Wi-Fi電波を飛ばすことのできる設備です。
最後に、auのデータプランを使っている人に最もおすすめできるのが、
- auスマートバリューが使える「auひかり」(光回線)でWi-Fi設備をつくる
という方法です!
auひかりとは?Wi-Fiでデータ節約?
auひかりはauが提供する、auの独自回線で構成された光回線です。
auひかり公式サイトから
マンション | 1ギガ・5ギガ(戸建て) | 10ギガ(戸建て) | |
月額料金 | 3800円 | 5100円 | 5880円 |
データ | 無制限 | ||
契約期間・違約金 | 3年・15000円 | ||
工事費 | 37500円(625円×60回)→電話契約で無料 | ||
撤去工事費 | 28800円 |
auひかりはリーズナブルな値段で極めて快適なインターネットを提供する人気の光回線です。老舗でシェア率No.1のフレッツ光に続いてシェアNo.2を誇っています。
auひかりならauスマートバリューでさらにお得
auひかりとauスマホ等を一緒に使うことでauスマホ等のデータプランが大幅に割引されます!
auひかり公式サイトから
条件:auひかり+auひかり電話サービス(固定電話)
内容:①au携帯を最大2000円/月割引
②1世帯に最大10契約まで適用可能
(離れて暮らす50歳以上の家族も適用可)
auひかりとauひかり電話サービスをつければ、auスマホ等が最大2000円/月×10契約割引されます。
すでに述べましたが、「データチャージでデータ容量が増えても、その分auスマートバリューの割引が増えるということはない」のです。
auひかりでデータ量を節約し、さらにauスマートバリューも適用して、auスマホの料金を安くするのはとても賢い手なのでお勧めです!