光回線のプロバイダというのは無数にありますが、全国的に有名なプロバイダは限られています。
その中でも「So-net(ソネット)」は、Sony Network Communicationsが持つプロバイダで利用者もかなり多いです。
そんなSo-netが提供する光回線に「So-net光プラス」があります。特に「安さ」が印象的ですが、実は速さにもなかなか定評があります。
今回はそんなおすすめ光コラボ「So-net光プラス」をご紹介しましょう。
So-net光プラスとは?
まずは、So-net光プラスについて簡単に説明していきましょう。
So-net光プラスは光コラボ
So-net光プラスは光回線の中で「光コラボ」と呼ばれる部類に入ります。
「光コラボ」というのはフレッツ光の光回線を使って、プロバイダの会社などがつくる光回線のセットのことです。
光回線というのは、実際に電線に配線して基地局と家同士を結んでいく設備をつくる必要があるため、とても大掛かりな事業になります。そのため、フレッツ光の光回線を借りて自社のプロバイダとくっつけて売る「光コラボ」が多くなっています。
フレッツ光は自分でそんなに頑張らなくてもフレッツ光が売れますし、プロバイダ会社もフレッツ光の力を借りてわりと簡単に光回線事業に手を出すことができます。
そんな中でSo-netが提供する光コラボがSo-net光プラスです。
今回は”auひかり”とも比較!
ちなみに、So-netというプロバイダは全部で6つのサービスにプロバイダを提供しています。
それは、
- ドコモ光(光コラボ)
- auひかり
- So-net光(光コラボ)
- NURO光
- コミュファ光
- フレッツ光
この6つです。
この中で、NURO光というのは、So-netが持っている独自回線です。そのため、So-net光プラスとNURO光の2つはプロバイダを選ぶことができず、自動的にSo-netになります。その他のネット回線では様々なプロバイダから選ぶことができます。
なぜSo-netは独自回線を持っているのにSo-net光として、フレッツ光の光回線を借りているのでしょう。
それはおそらくNURO光が全国展開でない点に関係しているかもしれません。NURO光は2021年3月現在、北海道・関東・東海・近畿・九州の一部地域のみ展開しています。その他の地域はauひかりとフレッツ光しか展開できていません。
フレッツ光との光コラボを作っておけば、上記の3地方以外の人もSo-netを使ってくれるチャンスが増えるのでしょう。この全国展開(マンションタイプのみ)しているauひかりは「So-net」をプロバイダに選択することができます。
auひかりは7つのプロバイダから選ぶことができる光回線です。中でも、プロバイダによってはキャッシュバック金額が変わるため選択は重要になります。
この「auひかり+So-net」を「So-net光」と比較することで、So-net光のメリットなども見えてくるでしょう。特にSo-netは、So-net光プラスであれauひかりであれ高額キャッシュバックが期待できます。
以降ではこの2つを比較していきますが、最終的にメリットの多い方を選ぶことをおすすめします。
基本の月額料金
まずは、基本的な月額料金を見てみましょう。
ホーム | マンション | |
月額料金 | 5,580円 | 4,480円 |
工事費 | 400円×60ヶ月 | 500円×48ヶ月 |
月額割引キャンペーン | -400円×60ヶ月 | -500円×48ヶ月 |
合計 | 5,580円 | 4,480円 |
月額料金に工事費がかかりますが、「月額割引キャンペーン」によって実質無料になるたそこまで気にする必要はありません。
標準的な初期工事費は
- ホーム:24,000円(400円×60回払い)
- マンション:24,000円(500円×48回払い)
になります。
キャンペーンで実質無料となりますが、完済前に解約をしてしまうと残債が一括請求されてしまうので注意が必要です。また、フレッツ光からの転用や他の光コラボから事業者変更する場合は工事費がかかりません。
auひかりの場合は?
auひかりの工事費を含めた月額料金は以下です。
auひかり | ホーム | マンション |
1年目 | 5,600円 | 3,800円 |
2年目 | 5,500円 | |
3年目以降 | 5,400円 |
工事費を含めるとauひかりの月々の料金は以上のようになります。
ホームの場合は工事費無料のキャンペーンを適用するためにはauひかり電話(500円/月)という固定電話サービスの契約が必要なため、それを加算しています。また、ずっとギガ得プランという3年契約のプランが最も安く、そのプランでは1年ごとに月額料金が100円安くなるので、それも含めています。
ホームに関してはほぼ同じですが、マンションに関しては明らかにauひかりのほうが安いです。
速さ:v6プラスが目玉
次にSo-net光プラスの速さを見ていきましょう。
So-net光プラスの中身はフレッツ光なので、基本的に速さは
- ホーム:1ギガ
- マンション:1ギガ・300メガ・100メガのいずれか
となります。
マンションに関しては、マンションの構造に左右されるため、速度がどれになるかはわかりません。
しかし、あくまでマンションの中枢までは光回線を配線しています。その上で、マンションから部屋までの配線方法によって最大速度が決まるのです。そのため、家に直接入れることのできるホームの場合、基本的に最大1ギガを確保することができます。
また、So-net光プラスは
- v6プラス
というシステムを導入しているので、安定した速度でインターネットを提供することができます。これはIPアドレスに関するシステムです。
IPアドレスとはネット上の住所であったり、ネットへの入場券のようなものであったりするのですが、これは従来(そして今も)IPv4という規格で発行されていました。しかし、ネット利用者が増え、この規格では作れるIPアドレス数に限りがあり、それも満杯に近い状態であるため、IPv4でIPアドレスを発行してもらおうとしても時間がかかってしまうのです。
その代わりに、IPv6という新しい規格を使えば、満杯でもないのでスムーズにネット利用することができます。
しかし、現在もIPv4の規格が使われているため、どちらかだけにシフトすると、古い規格で動いているネットワークにスムーズにアクセスできなくなってしまいます。
そのため、IPv4とIPv6のハイブリットである「v6プラス」のシステムを使えば、より速く、スムーズにインターネットを楽しむことができるというわけです。このシステムを導入しているSo-netならスムーズなインターネットを楽しむことができるのです。
auひかりの速さは?
参考までにauひかりの速さを見ておきますが、auひかりも
- 基本:最大1ギガ
- 関東の一部:最大10ギガ(5ギガ)に変更可能
となっています。
また、プロバイダにSo-netを選ぶことができるので、このIPv6を使うことは可能です。関東に住んでいて、ゲームや映画鑑賞のために、速さを求めるならauひかりも良いかもしれません。
auスマートバリュー(スマホ・携帯割引)
さて、次は「スマホ・携帯割引」に入っていきましょう。やはり、光回線にはスマホや携帯の割引も重要です。
So-net光プラスではauスマホ・携帯の割引である「auスマートバリュー」を適用することができます。
<auスマートバリュー>
条件:So-net光プラス+光電話(500円/月)
割引:対象ケータイ・スマホ・タブレットを500~2,000円割引
割引数:1世帯最大10契約まで(離れて暮らす50歳以上の家族も可)
auスマートバリューとは、「光回線」+「固定電話」の契約を条件とするauスマホ・携帯の割引サービスです。
固定電話というのは基本的に契約した光回線で利用できる光電話のことです。
So-net光プラスも中身はフレッツ光であるため、光電話を利用することができます。これにより対象スマホ、携帯電話、タブレットなどが毎月500~2,000円割引されます。また、1世帯に1契約ではなく、最大10契約まで適用することが可能なので、家族全員に適用することができます。
auひかりでauスマートバリューを適用する場合、auひかり+auひかり電話サービスが条件となっており、リスクもメリットもほぼ同じです。ただし、以下で見ていくように、So-net光では電話オプションが1年間無料になるキャンペーンがあるので、これを利用すればもっとお得になります。
auスマートバリューの詳しい割引金額などはこちら▼
auセット割(ネット代割引)
So-net光プラスではauスマートバリューとは別にauセット割も組むことも可能です。ただし、併用はできません。
<So-net光プラス×auセット割>
条件:So-net光プラスだけ
割引:対象光回線を500円または1,200円割引
割引数:1世帯最大1契約まで
これといった条件は特にありません。
So-net光プラスを契約していてauユーザーなら適用されます。ただし、割引額が500円か1,200円のどちらかとなっていて、そのためauスマートバリューよりも割引額がちょっと下がります。また、割引数も光回線1契約のみです。
しかし、これはこれで一つのメリットでもあります。
一人暮らしの場合は固定電話も必要なかったりするので、条件に固定電話が入っていないのはメリットです。また、家族にauユーザーがいなく自分のみであれば別に複数契約割引してもらう必要もないので、1契約のみの割引で十分と言えます。
2つの割引サービスを比較すると以下のようになります。
auスマートバリュー | auセット割 | |
条件 | ネット+電話 | ネットのみ |
割引額 | 最大2,000円 | 最大1,200円 |
割引数 | 1世帯10契約まで | 1世帯1契約まで |
割引対象 | スマホ・携帯の月額料金 | 光回線の月額料金 |
赤がメリット、青がデメリットですが、契約者の状況によって左右されるので、自分にどちらが適しているかを調べておく必要があります。
So-net光の申し込みはBIGUPがおすすめ
So-net光プラスで最後に大事なのは、「キャッシュバック」です。
代理店で申し込むことで高額キャッシュバックをもらうことが可能です。ただし、あまりよくない代理店に引っかかると、キャッシュバックがもらえないこともあります。
今回は良くない代理店を踏まえつつ、おすすめできる代理店として「BIGUP株式会社」を紹介していきたいと思います。

特典内容:キャッシュバック
BIGUPの特典内容はいくつかありますが、まとめると以下のようになります。
特典 | ||
新規 | 特典A | 【公式】1,000円割引×11ヶ月 + 【公式】解約金補てん最大50,000円 or 20,000円キャッシュバック + 戸建て:20,000円キャッシュバック 集合住宅:10,000円キャッシュバック |
特典B | 戸建て:30,000円キャッシュバック 集合住宅:25,000円キャッシュバック | |
特典C | 【公式】20,000円キャッシュバック + 戸建て:0円キャッシュバック 集合住宅:-10,000円キャッシュバック | |
転用・事業者変更 | 特典 | 10,000円キャッシュバック |
新規の場合、3つの特典から一つ選ぶことができます。
So-net光プラスのキャッシュバックとしては十分な額です。
転用というのは、フレッツ光を使っている人がSo-net光に変更することを意味しています。また、事業者変更は、他の光コラボ(ソフトバンク光・ビッグローブ光など)から同じ光コラボであるSo-net光プラスに乗り換えることを意味します。
端的に言って、新しい人(顧客)であればあるほど、色々なキャンペーンが受けられるのが原則と考えて良いようです。
条件・手続き:簡単安心!
「BIGUP株式会社」の特典の条件や手続き方法を見ていきましょう。
キャッシュバックや特典については、その料金や内容だけでなく、条件や手続き方法をしっかり見ておく必要があります。なぜなら、もらえる金額だけかなり高く見せて、実はオプション条件が多く、結局マイナスになる、なんてことが多々あるからです。
また、オプションに加入したにもかかわらず、手続き方法が複雑すぎて、結局もらえない、なんてことも多々あります。
BIGUP株式会社は
- 条件:8ヶ月以上の継続利用すること
- 手続き:支払い情報登録(クレジットカードまたは口座引き落とし)を開通から14日以内に行うこと
となっています。
直ぐに引っ越す予定がない方や転勤族でない方であれば、条件に関しては特に気にすることはなさそうですね。
手続きは「支払い情報登録を開通から14日以内にする」ことです。So-net光プラスの月額料金の支払い情報、つまりクレジットカード情報または、口座情報を早めに登録しておく必要があります。
クレジットカードまたは、口座を介さない支払い方法の場合、つまりコンビニ払いを選択すると特典がもらえなくなるので注意が必要です。
キャッシュバックの受け取り時期ですが、
- 最短で2ヶ月後
となっています。
ちょっと手続きを素早く行う必要がありますが、それ以外の点はかなり好条件です。オプション条件もありませんし、キャッシュバックも早ければ2ヶ月後にはもらえます。
BIGUPはなかなかおすすめできる代理店なので、キャッシュバックが欲しい人はこちらで申し込むと良いでしょう。ただし、場合によってはSo-net光プラスのキャンペーンの中で、併用できないものがある可能性もあるので注意が必要です。
auひかりのキャッシュバックと比較してどうか?
ここで、auひかりのキャッシュバックと比較して、So-net光プラスのキャッシュバックが多いのか少ないのか見ておきましょう。
auひかりの代理店の中では、優良店として代理店NEXTがおすすめできます。
こちらの代理店の特典は、簡単にまとめるとこんな感じです。
なお、以前はキャッシュバック金額を5,000円下げることで高速Wi-Fiルーターをつけることができましたが、2021年3月現在ではできなくなってしまったようです。
ネット+ひかり電話 | ネットのみ | |
auひかり+電話 | 64,000円 | 58,000円 |
やはり、キャッシュバック金額に関してはauひかりのほうが高いですね。
というのも、auひかりの場合はプロバイダを選択できて、代理店キャッシュバックとプロバイダキャッシュバックの両方が手に入るので、このくらいの金額になるのです。
代理店NEXTの条件、手続きは簡単にまとめると、
- 条件:オプション条件なし
- 手続き:申し込み時に口座情報を伝える
- 受取:開通翌月末に現金振り込み
オプション条件はなく、手続きも申し込み時に終わるので簡単です。受け取りも翌月末なので素早くもらえます。
キャッシュバックを重要視するならauひかりもおすすめできるかもしれません。特に、auひかり+So-netのキャッシュバックは高額です。
まとめ
それでは、最後にまとめとして総合的な評価をしていきましょう。
月々の料金面では「ホーム」はかなりおすすめできる!
まず、月々の料金面ですが、こちらを見ていきましょう。
やはりauひかりとの比較で見えてきましたが、
ホーム:他と比べてややお得
と言えます。反対に
マンション:あまり安くない
というのも事実です。
速度も悪くはない
速度面ですが、最大速度に関してはやはりフレッツ光に準じるため、最大速度が2ギガや10ギガだったりするNURO光やauひかりには敵いません。とは言え、v6プラスが使えるので、他のプロバイダでフレッツ光を使うよりも速い可能性が高いです。
ものすごく速度にこだわる人で、しかも都会に住んでいるのであれば、auひかりなどを選ぶのも良いかもしれません。
キャッシュバックはやや劣るが、光コラボの中ではかなり良い
キャッシュバックに関しては、どうでしょうか?
先ほどauひかりと比較してみましたが、やはりauひかりにキャッシュバックは及びません。
ただし、新規のキャッシュバックを見てみると、光コラボの中ではなかなかの好内容と言えるかもしれません。オプションなしで新規契約の場合ほとんどの光回線は「10,000円」くらいをキャッシュバックとしています。それに比べてSo-net光プラスは最大45,000円なのでなかなかお得です。
転用するより新規で再契約したほうがお得?
これまでSo-net光プラスのキャンペーンや特典などを見てきましたが、全体的に言って、
キャッシュバックは新規の方がお得
ということが言えます。
転用することのメリットは工事費なしで面倒なことなく契約変更ができる点ですが、どう見ても新規の方がお得です。
そうすると、もし途中で解約する予定がないのであれば、一旦フレッツ光を解約して、新しくSo-net光プラスに新規契約するのも手です。その際、フレッツ光に解約金が発生すればそれを払う必要がありますし、もし実際にSo-net光プラスのために工事が発生しなくても、工事費を払う必要がありますが、新規契約にはなるはずです。
ですが、工事費無料キャンペーンがあるので工事費はあまりリスクになりませんので、色々と条件を揃えていけばSo-net光プラスもかなりお得であることがわかります!