千葉県は市川や松戸など東京都から数駅で行ける場所や、勝浦や鴨川など、沿岸部で都心から遠い場所もあり様々です。
農業もあれば漁業もあります。
そんな千葉県は関東なので、充実した光回線が使えますが、場所によっては使えるか調べる必要があります。
そこで今回は、そんな千葉の事情も踏まえつつ千葉のマンションタイプでおすすめできる光回線を紹介したいと思います!
目次
千葉・マンションの光回線事情
まずは千葉のマンション光回線事情を見ておきましょう。
主な光回線は3つ
実際に千葉で配線されている光回線は次の3つです。
- auひかり
- NURO光
- フレッツ光
auひかりは近畿・東海を除いて全国的に展開している光回線で、NURO光は北海道・関東・東海・近畿・九州の一部のみで使える光回線です。
フレッツ光は言わずと知れたシェアNo.1の光回線で全国で使えます。
フレッツ光は現在、「光コラボ」というサービスを展開しています。
光コラボとは、ソフトバンクやドコモ、ビッグローブなどの携帯会社・プロバイダ会社がフレッツ光の光回線を使って自社のサービスと一体化した光回線を提供するものです。
例えば、ソフトバンク光はその一つですが、中身の光回線はフレッツ光と同じです。
成田ケーブルTVなどケーブルテレビ回線はおすすめしません
千葉で展開されている「ケーブルテレビ」に「成田ケーブルテレビ」があります。
ケーブルテレビは基本テレビ回線をつなぐものですが、その回線を使ってインターネットも提供しています。
要は情報を送ったり受け取ったりできる配線が基地局までつながっていれば、インターネット回線は使えるようになるので、ケーブルテレビ回線でも電話回線でもインターネット回線になるのです。
とは言え、光回線はこうした回線と異なり、光で情報を送る「光ファイバー」を使っているため、速度が段違いに速いです。
<成田ケーブルTV>
最大速度 | 月額料金 | 工事費 | |
スピードコース | 160Mbps | 5,900円 | 15,000円 |
スタンダートコース | ? | 4,800円 | 15,000円~ |
エコノミーコース | ? | 2,300円 | 15,000円~ |
一部集合住宅では料金が異なったりするようですが、基本はこの料金です。
確かに従来に比べれば「160Mbps」は速いかもしれませんが、これが月額5,900円というのは高すぎです。
マンションの光回線では、マンション構造上の問題により最大100Mbpsとなってしまうことが多いのですが、3,800円が相場です。5,900円というのはマンション光回線にしてはかなり高額です。
マンションの光回線の速度は遅い?
とは言え、マンションの光回線の速度は結果的に戸建ての光回線よりも遅いことが多いです。
光回線の配線の仕方は戸建てとマンションで以下のように違います。
- 戸建て:基地局→電線→戸建て
- マンション→基地局→電線→マンションの中枢→各部屋
マンションの場合は「マンションの中枢」を間に挟む形になっています。
ここから各部屋への配線の仕方が問題で、マンションによってはここが「電話回線」と同じものを使うことになります。そのため、最大1Gbps の光回線も最大100Mbpsまで落ちでしまうのです。
NURO光の場合は中枢から各部屋への配線も光回線を使うので最大速度は落ちません。また、auひかりもマンションミニギガの場合も同様ですべて光回線を使います。
ただし、これらはマンションの構造によって使えたり使えなかったりします。
地域によって使えないところもある
auひかり、NURO光、フレッツ光の3つの光回線が千葉で使えるとお伝えしましたが、実際には地域によって使えないものもあります。
- フレッツ光→ほぼ全域で使える
フレッツ光はほとんどの地域でも使えます。市川から勝浦まで、使えることが多いです。
- auひかり→大体の地域で使える
auひかりの場合は大体の地域で使えます。とは言っても、マンションではそもそもauひかりが導入可能なマンションのみでしか使えないので、その意味で数は限られていきます。
- NURO光→東京に近い都会の地域のみ
NURO光は千葉の中でも市川や松戸など東京に近い地域でないと使えません。勝浦や我孫子などでは使えないことが多いです。
低いマンションなら戸建てタイプも使える
NURO光、auひかりで地域が限定されている場合、すぐフレッツ光を検討するのではなく、NURO光・auひかりの「戸建てタイプ」を検討することも一つの選択肢です。
マンションがauひかり・NURO光に対応していないことはよくありますが、戸建てタイプにしてマンション中枢を経由せず直接部屋に光回線をつなげる場合もあります。
エリア検索でマンションではなく戸建てを選択して再度検索してみましょう。
千葉でおすすめの光回線!
それでは、千葉でおすすめのマンション光回線を紹介していきましょう!
おすすめはこの3つ
千葉のマンションでおすすめなのは以下の3つの光回線です。
- auひかり
- NURO光
- ソフトバンク光(光コラボ)
NURO光は速度・料金の点でかなり優れています。auひかりは速度、キャンペーンやキャッシュバックが充実しています。ソフトバンク光は光コラボなのでフレッツ光と同じ光回線ですが、その中でもキャンペーンなどが充実しています。
月額料金
まずは、それぞれの光回線とそれから成田ケーブルTVのスタンダートコースを月額料金の点から比較しておきましょう。
回線 | 月額料金 |
NURO光 for マンション | 1,900~2,500円 |
auひかり | 3,800~5,000円 |
ソフトバンク光 | 3,800円 |
成田ケーブルTV | 4,800円 |
まず、圧倒的に安いのはNURO光 for マンションです。同じマンション内のNURO光利用人数によって料金が変わりますが、一番高くても2,500円で使うことができます。
auひかり、ソフトバンク光の標準的な金額は3,800円です。
しかし、auひかりはこの場合、マンションの中枢から各部屋まで電話線と同じものを使うので、最大速度が100Mbpsになってしまいます。ソフトバンク光も同じように最大100Mbpsになってしまうこともあります。
auひかりはマンションの構造によって、マンションミニギガが使えるのですが、これは5,000円で利用できます。
成田ケーブルTVは比較して明らかですが、他の月額料金よりもかなり高いにもかかわらず速くもないのでおすすめはできません。
工事費と工事費無料キャンペーン
次に、工事費と工事費無料キャンペーンについてみておきましょう。
工事費 | 工事費無料キャンペーン | |
NURO光 for マンション | ー | ー |
auひかり | 最大30,000円(1,250円×24回) | 無料 |
ソフトバンク光 | 24,000円(1,000円×24回) | 無料 |
成田ケーブルTV | 15,000円~ | ー |
NURO光 for マンションは1,900~2,500円の月額料金の中にすでに工事費の分割費用も含まれているので、追加で工事費を払う必要はありません。
auひかりの工事費は30,000円と高いですが、これは「初期費用相当額割引」というキャンペーンで無料になります。ですが、これはマンションタイプに限ったことで、ホームタイプの場合はひかり電話への加入が必須になります。
ただし、毎月発生する1,250円の費用を毎月全額割引してくれるキャンペーンなので、24ヶ月経つ前に解約すると未払い分が一括で請求されてしまいます。
ソフトバンク光も24,000円と比較的高い工事費が設定されていますが無料にできます。
成田ケーブルTVは工事費を無料にすることができません。
速度
次は速度の比較に入りましょう。
下り | 上り | |
NURO光 | 2Gbps | 1Gbps |
auひかり | 100Mbps~1Gbps | 100Mbps~1Gbps |
ソフトバンク光 | 100Mbps~1Gbps | 100Mbps~1Gbps |
成田ケーブルTV | ?~160Mbps | ? |
圧倒的に速いのは「NURO光」で最大2ギガの速度を誇っています。
これに対し、auひかり・ソフトバンク光は100Mbpsから1Gbpsの間となっています。マンションの構造に速度も左右されるのです。
すでに述べたようにNURO光はマンションの中枢から各部屋までの間も「光回線」でつないでいるので、途中で電話線を使ったりする場合に比べ速度も速いです。さらに、NURO光は通常の光回線と違って「最大2ギガ」を標準としているのでマンション光回線の中ではかなり速いのです。
成田ケーブルTVは詳しくはわかりませんが、最大で160Mbpsです。とは言え、このプランは5,900円するのでなかなか高いです。
スマホ・携帯割引
光回線をお得に使うコツは、ただ安いものを選ぶだけでなく、自分に合ったキャンペーンを持っている光回線を選ぶことでもあります。
auひかり・ソフトバンク光・NURO光には、それぞれスマホ・携帯割引のキャンペーンがあります。光回線と対象携帯プランを同時に使うことでセット割になるのです。
auひかりはauスマートバリューで、auのスマホ・携帯を割引できます。ソフトバンク光・NURO光はおうち割光セットというキャンペーンで、ソフトバンクのスマホ・携帯を割引できます。
auひかり | ソフトバンク光・NURO光 | |
条件 | 固定電話(500円/月) | 固定電話など(500円/月) |
割引数 | 最大10回線 | 最大10回線 |
割引額 | 500~2,000円 | 500~1,000円 |
対象 | au携帯プラン | ソフトバンク携帯プラン |
どちらも固定電話の契約を条件としていて、1世帯最大10回線まで適用することができます。
割引額で比較すると、auの方が一段上で最大2,000円です。ソフトバンク光・NURO光は最大1,000円です。
まとめ
最後におすすめ光回線について簡単にまとめます。
地域によって使えるものも違うので大体以下のようにパターンを分けることができます。
マンション構造 | 地域 | おすすめ |
フレッツ光しか使えないマンションの場合 | ▶ソフトバンク光 | |
フレッツ光以外も使える場合 | 市川など都心部 | ▶NURO光 |
郊外などの地域 | ▶auひかり |
また、フレッツ光しか使えないとしても、速度にこだわるのであれば「戸建てタイプ」を検討するのも選択肢の一つです。戸建てタイプは確かに5,000円前後でマンションタイプよりも高いのですが、速度が安定しています。
特に市川などの都心部であれば、auひかりは5ギガ・10ギガの高速サービス、NURO光は10ギガの高速サービスが使えます。auひかり5ギガは5,100円で使えるので、NURO光の2ギガよりも勝っています。
全体的に言ってマンションの場合はNURO光が安くて速いのでおすすめできますが、使える地域・マンションが限られているので、次にauひかり、その次にソフトバンク光をおすすめします!
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