大阪あたりに展開しているガス会社はいくつかありますが、その中でも関電ガスは「関電ガス for au」を展開しています。これは、auとセットで使うことでお得になる便利なプランです。
そんな関電ガスについて、ガス料金の知識などがない人にもわかりやすく解説していきます!
関電ガスとは?
まずは、関電ガスの概要についてみていきましょう。
都市ガスとは
関電ガスは「都市ガス」と呼ばれる部類のガスです。
ガスには大抵二種類あり、
- ガスボンベを運んできてもらう「プロパンガス」
- 予め設置された配管を通して使う「都市ガス」
の二つです。それぞれプロパンガスは初期費用や工事が不要で楽な点、都市ガスは料金にごまかしが効かないので安全な点、などメリットがあります。
ちなみに、プロパンガスから「関電ガス for au」に切り替えることはできません。
Q プロパンガスを利用していますが、「関電ガスfor au」に切り替えることはできますか?
A 申し訳ございません。プロパンガスをご使用されている場合は切り替えいただくことができません。
基本的に関電ガス for au には今現在大阪ガス=都市ガスを使っていて、その設備のある人が乗り換えられます。その場合設備はそのまま使い続けられるので乗り換えに問題はありません。
ということで
- プロパンガス利用者→関電ガス for auには切り替えられない
- 大阪ガス利用者→関電ガス for au への切り替えに初期費用・工事などは必要ない
ということになります!
提供地域は大阪周辺!
関電ガス for auの提供地域は基本的に関西の大阪周辺です。
※関西電力公式サイトより引用
大阪のほとんどだけでなく、兵庫・滋賀・京都などでも一部利用できます。
関電ガス for au はお得?
それではここから、関電ガス for auの料金について見ていきたいと思います。
関電ガス for auというのは関電ガスのガスを表向きにはauと契約して利用するタイプです。基本的には関電ガスと何も変わりませんが、auでんきと一緒に使うことで、安くなります。
関電ガス for auの利用条件
関電ガスの利用条件には以下に詳しく書かれています。
【関電ガス なっトクプラン for au ご加入の条件】
●ご契約者さま本人、または同居されているご家族が、auのケータイ・スマートフォンをご利用いただいていること。
●大阪ガスと都市ガス契約をされていること。
※ ぷりペイド専用電話契約は除きます。
※ 法人のお客さまは対象外です。
※ auのご利用料金とガス料金の一括請求となります。
まとめると、
①auケータイまたはスマホを使っている
②大阪ガスと都市ガスの契約をしている
この二つが条件となっています。auタブレットだけだったり、auひかりだけでは契約できません。また、すでに述べたようにプロパンガスなどの契約をしていた場合は利用条件を満たせません。
ガス料金の計算方法ーガス自体は大阪ガスと同じ
ガス料金の計算方法を確認していきましょう。
ちょっと複雑でややこしいですが、基本的には
基本料金+従量料金×ガス利用量ー割引+原料費調整額=請求金額
になります!これらそれぞれの項目についてはこれから詳しく見ていきます!
ガス使用量に応じて基本料金と従量料金が変わる
関電ガス for auの提供する「なっトクプラン for au」では、基本料金と従量料金というものを定めています。それぞれ
- 基本料金=利用量に応じて段階的に増える
- 従量料金=料金単価は段階的に増えるが、それをガス使用量でかけた金額が請求される
なんだかややこしいですが、実際に金額を見てみましょう。
料金表 | ガス使用量 (m3/月) | 料金区分 (円/月) | 料金単価 | (参考) 原料費調整後 料金単価 |
---|---|---|---|---|
A | 0~20 | 基本料金 | 745.10 | 745.10 |
従量料金 | 175.15 | 142.86 | ||
B | 21~50 | 基本料金 | 1,243.70 | 1,243.70 |
従量料金 | 150.22 | 117.93 | ||
C | 51~100 | 基本料金 | 1,249.20 | 1,249.20 |
従量料金 | 150.11 | 117.82 | ||
D | 101~200 | 基本料金 | 1,658.20 | 1,658.20 |
従量料金 | 146.02 | 113.73 | ||
E | 201~350 | 基本料金 | 3,004.20 | 3,004.20 |
従量料金 | 139.29 | 107.00 | ||
F | 351~500 | 基本料金 | 3,308.70 | 3,308.70 |
従量料金 | 138.42 | 106.13 | ||
G | 501~1,000 | 基本料金 | 6,263.70 | 6,263.70 |
従量料金 | 132.51 | 100.22 | ||
H | 1,001~ | 基本料金 | 6,573.70 | 6,573.70 |
従量料金 | 132.20 | 99.91 |
こんな感じで段階的に基本料金と、従量料金の料金単価が増えていきます。
つまり、ガスに対する料金は
基本料金+従量料金×使用量(㎥)
になります。
計算方法:基本料金+従量料金ー割引=請求金額
しかし、実際に請求される金額はこれで終わりではありません。もしそうであったauである必要はありません。関電ガスで普通に使うのと料金は変化しないからです。
実際にauが公式サイトで出している例でみると請求金額がわかりやすくなります。
基本料金 | 料金表B (20m3をこえ50m3まで) | ① | 1,243.70円 |
---|---|---|---|
従量料金 | 料金表B (20m3をこえ50m3まで) | ② | 4,656.82円 = 150.22円/m3 × 31m3 |
小計 | ① + ② | ③ | 5,900.52円 = 1,243.70円 + 4,656.82円 |
電気セット割引 | ③ × ▲3% | ④ | ▲178円 = 5,900.52円 × ▲3%(円位未満切上げ) |
早期契約割引 | ③ × ▲1% | ⑤ | ▲60円 = 5,900.52円 × ▲1%(円位未満切上げ) |
原料費調整額 | 原料費調整単価 :▲33.25円/m3 | ⑥ | ▲1,030.75円 = ▲33.25円/m3 × 31m3 |
請求金額 | ⑦ | 4,631円 = ③ + ④ + ⑤ + ⑥(円位未満切捨て) |
これは、料金表の「B」で31㎥使った場合の料金です。これまで見てきたのは「③」のところまででしたが、auのメリットはそれ以降の④と⑤の割引で、合わせて「4%」の割引が入っている点です。
原料費調整額とは?
ガスは天然資源ですので、実際に調達して、加工して運んできて最終的に自宅に届きます。しかし、ガスの料金は石油のように変動することもあります。とはいえ、基本料金・従量料金は固定なので、そのガスの調達にかかったお金の変動に逐一反応することができません。
そのため、ガス会社はそうした原料費の変動に応じて、最終的に金額を割り増ししたり、減額したりすることが認められています。
それは「原料費調整額」といいます。
これは使用量に応じて変化するものです。
原料費調整額というのは、時期によってガスの値段が異なるのをあとから調整するもので、こちらに割引はかかりません。
電気セット割引で3%オフ
auのメリットの一つは「auでんき」とのセット割引です。
- auでんきとのセット割=ガス料金3%オフ
セット割により3%と割引されます。この割引はポイント還元による割引とかではなく、普通に合計金額から3%引かれる形での割引です。
auでんきとは?
ここで簡単にauでんきについて確認しておきましょう。
auでんきというのは、関電ガス for auとほとんど同じような仕組みで、電力自体は別の電力会社ですが、表向きにはauと契約している形ででんきが利用できるプランです。ただし、こちらは関電ガスよりも範囲が広く、東京電力の範囲は関西電力の範囲などほぼ全国が含まれています。
こちらも基本的には電力会社の電気料金と変わりませんが、
- アプリで電気利用量が日ごとにわかる
- WALLETポイントに1~5%還元
というメリットを持っています。たとえば8000円くらい電気を使うと5%の還元で400ポイントの還元になります!
早期契約割引で1%オフ
auでんきのほかに「早期契約割引」もあり、これにより1%オフになります。
- 条件:2018年4月30日までに「関電ガス なっトクプラン for au」に申込み
- 内容:2019年4月のご利用分まで、毎月1%の割引
期限付きですが、それまでに申し込むと約1年間毎月1%割引されます。
これで合計4%です!
au WALLETクレカ支払いで200円ごと4ポイントゲット
さらに、支払い方法を「au WALLET クレジットカード」にすると
- 支払い200円ごとに4ポイント (通常2ポイント)
になります。さきほどの例だと4631円払っていたので
- 4600円÷200円×4ポイント=23×4=92ポイント
ということになります。毎月92ポイントなので、大体年に1000ポイントくらいは貯まるでしょうか。
どのくらいお得になる?
大体1年間でどのくらいお得になるのかをさきほどの例を使ってみてみましょう。
さきほどの1か月の料金をまとめると
1か月 | 1年間 | |
ガス料金(割引なし) | 4870円 | 58440円 |
請求金額(割引あり) | 4631円 | 55572円 |
割引分 | 178+60=138円 | 1656円 |
WALLETポイント分 | 92ポイント | 1104ポイント |
割引があった場合となかった場合では、大体1600円+1100ポイントの差があるということがわかりました。
ただし、時期によって原料費調整額なども異なるので、これは単純計算にすぎません。また、大阪ガスとの比較だとより安くなることも分かります!
まとめ
関西ガス for auは
- auケータイ・スマホ利用者 かつ 大阪ガス利用者
が利用できるもので、大阪ガスよりも安くなります。
料金の計算方法は
- ①基本料金+②従量料金×ガス使用量ー③割引+④原料費調整額=⑤請求金額
となっています。この中の
- ①+②にauでんきセット割(3%オフ)と早期契約割引(1%)の合計4%の割引が効く
という感じです。さらに⑤の請求金額に関しては、
- au WALLET クレカで支払えば ⑤の200円につき4ポイント還元
になります。基本的に関電ガスと違うのは、この割引とポイント還元の点で1年間に実質2500円分くらい安くなります。セットで使うため、それぞれ解約などが難しくなる点がデメリットですが、
- 自宅の光熱費をまとめてauで支払いできる
- 自宅の光熱費が安くなる
というメリットがあります!!
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