auひかりは7つのプロバイダから1つを選ぶことができますが、@niftyは有名な代理店です。
価格コムではauひかり @niftyをなかなか安い価格で使うことができる、と書いてあります。
今回は価格コムが本当にお得な申込先なのかを見ていきましょう!
目次
価格.comの勘違いしやすい月額料金の表示
まずは価格コムの料金を見ていきましょう。
確かにサイトでは安い料金が表示されていますが、これは月額料金に割引、キャッシュバックなどいろいろと合わせたもので、ちょっと強引さがあります。
こんな感じに書いてあるが…
価格コムより引用
価格コムのページをみると、以上のように書いてあります。
「初年度は3924円」というわけで、「月額5100円」が基本のauひかりが破格の値段で使えるような印象を受けます。
このとき当然のことながら、印象としては、
①「普通は5100円のauひかり戸建てが価格コムで申し込むと1年間3924円で使えるらしい」
と思うわけですが、もう少し踏み込んで以下のように思ってしまう可能性もあります。
②「下に2年間とか3年間とか書いてあるから、1年間でやめる場合も3924円/月で使えるんだ」
とか
③「毎月3924円だけ払えばauひかり戸建てが使えるんだ」
と思ってしまう可能性もあります。
①はぎりぎり価格コムの言っていることと変わらないかもしれませんが、価格コムで申し込んだ場合には②と③にはなりません。
この点をしっかり以下で確認していきましょう。
①キャッシュバックを徹底検証
まずはキャッシュバックを検証していきましょう。
価格コムより引用
キャッシュバックも
- 「価格コムで申し込んだらすぐにもらえる」
- 「キャッシュバックは価格コム限定だから高額で安全だ」
といった印象を受けてしまう可能性もありますが、これもほとんど誤解です。
キャッシュバックの金額は書いてある通り「20300円」になります。ただし、受取方法がちょっと面倒です。
内容 | 備考 | |
手順① | 開通月を含む3か月後@niftyから特典案内のメール | このときの宛先は@niftyのメールアドレス |
手順② | 振込口座の登録・確認 | |
手順③ | @niftyから振り込み時期案内のメール | このときの宛先は@niftyのメールアドレス |
手順④ | 振込日に振り込まれる | 開通月を含む8か月後 |
まず、「3か月後のメール」に従って振込口座を登録します。このとき@niftyからのメールが来るのは、「普段使っているメールアドレス」ではなく、@niftyのメールサービスで自動的に作成されたメールアドレスです。普段使っているメールアドレスならまだしも、全く別の@niftyのメールサービスによるアドレスなど普通はチェックしません。見過ごしてしまう可能性もあります。
そうして口座を登録すると、今度はまた例の使わないアドレスにメールが来て、振込日が決まり、その日に振り込まれます。とはいえ、どんなに忘れずに登録をしたところで受け取れるのは8か月後です。
これはちょっと遅いですね。なにより忘れてしまうのを誘っているかのような面倒さをこの手順は持っています。
やはり、あまりキャッシュバックを与えないようにしている、といった様子を感じざるを得ません。
②月額料金を徹底検証
次に月額料金の内訳を確認していきたいと思います。
3924円とか書いてはありましたが、それはちょっと置いておいて、内訳にある厳密な実際に毎月払う月額料金を見ていきたいと思います。
1か月目[3240円] | 2-12か月目[5832円] | 13-60か月目[5832円] | |
月額料金 | 5292円 | 5292円 | 5292円 |
工事費分割払い | ー | 675円 | 675円 |
初期費用 | 3240円 | ||
割引 | -5292円 | -135円 | -135円 |
月額料金はすべて税込みで以上のようになっています。初月だけ特別ですが、それ以外は基本的に5832円かかります。
月額料金の5292円は価格コムによる特別料金で、通常は戸建て・ずっとギガ得プランの場合は1年目5508円。2年目5400円、3年目以降5292円となります。3年目以降の値段が1年目から適用されるのは確かにお得です。
しかし、そうだとしても最初に書いてあった「初年度3924円」よりも2000円近く高い月額にになっています。これはどういうわけでしょう。
③見えない条件が明らかになる
さて、「初年度3924円」の謎を解くために、以下の記載を見てみましょう。
- 本ページに記載の「実質費用」の金額につきましては、内訳にあるように実際にお支払い頂く料金ではありませんのでご注意ください。
こんなことが小さな字で下の方の注意事項に書いてあります!表示されている金額が「実際にお支払い頂く料金ではありません」とはいったいどういうこと?と思ってしまいます。まさか価格と金額が違うとかそういうことでしょうか。これは以下を確認するとわかってきます。
価格コムより引用
3924円というのは、実際に毎月払う額ではなく、「1年間に支払ったりもらったりしたお金の合計額を12で割った」際の数字です。
つまり、
項目 | 金額 |
1か月目 | 3240円 |
2-12か月目 | 58212円 |
キャッシュバック | -20300円 |
合計 | 41152円=3429.33円×12 |
このように12か月の間に払った金額から、キャッシュバックの分を引いた金額41152円を12で割った場合、「3429円」という数字がでてきます。
この時点で③「毎月3924円だけ払えばauひかり戸建てが使えるんだ」が誤りだとわかります。これは「12か月経った時点」で、しかも「守備よく手続きを忘れずにキャッシュバックをもらった」場合で、あとから振り返って12か月の平均支払額を計算したら3924円になるというだけです。
さらに、大事なのは
②「下に2年間とか3年間とか書いてあるから、1年間でやめる場合も3924円/月で使えるんだ」
この誤解を解くことです。1年間でやめた場合には
- 工事費残額の一括請求
- 違約金の請求
の2つが襲い掛かってきます。それを踏まえると、以下のような金額になります。
項目 | 金額 |
1か月目 | 3240円 |
2-12か月目 | 58212円 |
キャッシュバック | -20300円 |
違約金 | +16200円 |
工事費残額 | 675円×49回=+33075円 |
合計 | 90427円=7525.58円×12 |
なんということでしょう。3429円だったはずが、平均すると7525円になってしまいました。1年目にauひかりをやめると大変なことになります。
ちなみに違約金は3年契約で、3年間続けないと16200円とられ、工事費は40500円で、675円×60回払いです。
つまり、1年目でやめるのだとしたら、価格コムのような表示金額では済まされないわけです。工事費残額請求と違約金が発生しない時期は最短で6年後です。
そのため
- 価格コムの「実質費用」は6年後にやめた場合の1年目の料金
ということになります。しかしなぜか価格コムには、2年間、3年間の実質費用も1年間の実質費用とは別に書いてあります。それぞれ以下のように異なっています。
期間 | 実質費用 |
1年間 | 3924円 |
2年間 | 4878円 |
3年間 | 5196円 |
4年間 | 5355円 |
5年間 | 5450円 |
どんどん料金が増えていますが、1年目だけキャッシュバックがあるので実質費用が下がっているようになっているだけで、実際はそもそもずっと5832円です。
ここでの問題は、価格コムの「実質費用」には、まず「①解約することが考慮されていない」キャッシュバックなど月額料金とは異なるものが計算に入れているのにもかかわらず、「②実質費用であるはずの違約金・工事費残額請求」が含まれていない、という点です。
「実質費用」と銘打ってプラスのキャッシュバックを入れているにもかかわらず、マイナスの違約金・工事費残額請求は入れていません。
「安全」で「お得」な代理店で申し込もう
価格コムの表示額には紛らわしいところがあり、何とも言えません。
やはり、月額料金はau公式と同じにし、キャッシュバックはそれとは別に安全かつお得にもらえるところで申し込むべきです。
代理店の中には、キャッシュバックをオプションなしとはいえ、何か月も後に「忘れないで手続きをする」ことを必要とし、忘れてしまうことを誘いながら、キャッシュバックをなるべくあげないようにしようとする、そんな代理店もあります。
代理店NEXTのキャッシュバック
価格コムのようにやたら時間がかかったり、なんだかホントかウソかわからない表示額が全面に押し出されている代理店もありますが、高額キャッシュバックが簡単にもらえる優良店もあります。
<代理店NEXT>

キャッシュバック(ネットのみ) | 65,000円 |
キャッシュバック(ネット+電話) | 71,000円 |
オプション | なし |
手続き | 申込時に口座番号を教えるだけ |
受取 | 最短翌月 |
代理店NEXTで申し込むと以上のキャッシュバックを合計でもらうことができます。
そのうち、以下が「代理店キャッシュバック」でオプションなし、口座番号を電話で教えるだけで翌月末に振り込まれる、という好条件を持っています。
ネット+電話 | ネットのみ | |
戸建て | 25000円 | 18000円 |
マンション | 30000円 | 23000円 |
※プロバイダを@niftyに指定した場合
@niftyのキャッシュバック
代理店キャッシュバックとは別にプロバイダキャッシュバックもあります。送られてきた手順に沿って手続きを行えば必ずもらえるキャッシュバックです。
プロバイダ名 | タイプ | 対象プラン | キャンペーン内容 |
---|---|---|---|
![]() | ホーム | ずっとギガ得 | 25,000円キャッシュバック or Wi-Fiルーター or 月額1,700円割引×11ヶ月 + 常時安全セキュリティ24×11ヶ月無料 or 月額1,200円割引×11ヶ月 + Wi-Fiルータープレゼント |
マンション | お得プランA | 20,000円キャッシュバック or Wi-Fiルーター or 月額1,350円割引×11ヶ月 + 常時安全セキュリティ24×11ヶ月無料 or 月額850円割引×11ヶ月 + Wi-Fiルータープレゼント |
基本的にこの値段だけみても、
- 価格コムより高額
ですし、条件や手続きも
- 価格コムより簡単
です。
まとめ
価格コムの「auひかり @nifty」は
- 初年度の実質費用3924円/月
と書かれており、つい
- 「下に2年間とか3年間とか書いてあるから、1年間でやめる場合も3924円/月で使えるんだ」
- 「毎月3924円だけ払えばauひかり戸建てが使えるんだ」
と考えてしまいますがこれは誤解です。
なぜなら、価格コムの「実質費用」というのは月額料金12か月分からキャッシュバック金額を引いて計算しているからです。それに違約金や、工事費残額は無視しています。
- 「1年間でやめると7525円/月になってしまう」
- 「実際には毎月5616円/月払うことになる」
というのが真実で、
- 価格コムで申し込んでも通常よりお得になる、ということはない
というのがわかります。
見かけの安さに騙されないように気をつけましょう。
信頼できる代理店で、しっかりキャッシュバックをもらうのがauひかりをお得に申し込むコツです。