光回線を使うためには、「プロバイダ」も必要です。
とはいえ、現在はプロバイダが選べない光回線も多く、そもそも「プロバイダに選択肢があっても、選ぶ基準がわからない」という人も多いでしょう。
しかし、プロバイダはよく見てみるとそれぞれに特徴があり、その差異は無視できるものでもありません。
auひかりでは7つのプロバイダの中から1つを選ぶことができますが、今回はその中でも@nifty(ニフティ)の特徴を見ていきましょう。
目次
auひかりのプロバイダとは?
まずは、auひかりのプロバイダの役割と種類を見ていきましょう。
プロバイダの役割
※画像はKDDI公式サイトより引用
プロバイダとは、光回線やインターネット回線になくてはならないものですが、その役割はちょっとわかりにくいです。
光回線は光ファイバーを応用した、高速でデータの移動を可能にする技術で、基本的にはそうした設備を指します。
しかし、全世界のインターネットと自宅のパソコンのやりとりのためには、間にプロバイダが入らなければなりません。ちなみにプロバイダのことをISPと呼ぶこともあります。
全部で7つから自由に選べる
auひかりのプロバイダは、全部で7つの中から選ぶことができます。
ただし、どれを選んでもauひかりの料金に違いはありません。
プロバイダの利用料は、従来のフレッツ光などでは「光回線の料金」+「プロバイダの料金」といった感じで分離していましたが、auひかりでは料金が合体していてプラスでプロバイダ利用料を支払う必要はありません。
- BIGLOBE
- So-net
- @nifty
- @TCOM
- AsahiNet
- au one net
- DTI
auひかりのプロバイダはこの7つの中から自由に選ぶことができます。
この中ではau one netがauと仲の良いプロバイダで、公式サイトでは当然au one netがおすすめされています。しかし、au one netのメリットはさほど多くはありません。
今回はこの中で@niftyに焦点を絞って見ていきましょう。
@niftyのメリット・デメリット
それでは、今回の主役である@niftyのメリット・デメリットを見ていきましょう。
@niftyの概要
そもそも@niftyとはどんな会社なのでしょうか。
@niftyはまず、いろいろあって「富士通子会社」となってからしばらく経ち、クラウド事業の部門と分離して現在は「ノジマの子会社」となっています。ノジマは家電量販店業界6位の大企業です。
プロバイダが中心の会社でフレッツ光や他の光回線にもプロバイダ事業を展開しています。また、意外ですが格安SIM、携帯電話、モバイルルーターなども提供しています。
メールアドレスが付く
@niftyをauひかりのプロバイダとして選ぶと、無料のメールアドレスを利用することができます。
- アドレス数:1
- 容量:5GBまで無料
標準的なメールアドレスが無料で使えます。
セキュリティサービス
プロバイダには基本的にセキュリティサービスがつきます。
※画像はKDDI公式サイトより引用
@nifty | |
名前 | 常時安全セキュリティ24 |
月額料金 | 500円 |
最大適用台数 | 3 |
備考 | Windows/Mac/Android キャンペーン適用で3ヶ月無料 |
@niftyの場合は、カスペルスキーとシマンテックの高性能のセキュリティサービスを含んだもので、かなり強固なセキュリティサービスがもらえます。ただし、適用できる端末の数は3つまでです。
Windowsのパソコン、Macのパソコン、Androidのケータイのすべてに使うことができる点もメリットです。
月額料金は500円で標準的ですし、他のセキュリティサービスと比べてもなかなかおすすめできるものであると言えるでしょう。
@niftyまかせて365
多くのプロバイダには「リモートサービス」というものがありますが、@niftyにもそれはあります。
これはパソコンで困ったときにそのプロバイダ会社に手伝ってもらったり、サポートしてもらったりするサービスです。
- 月額500円(初月無料)
このサービスに入っておくことで、つながりやすい専用の電話にかけるのが無料でできます。
自分のパソコン画面を@nifty側に見てもらったり、操作してもらったりしてトラブルを解決する「リモートサービス」が500円/10分で利用できるようになります。
ただし、訪問してもらったりするには別の料金が発生します。
@nifty優待サービス
- 月額:500円
- 主な内容:旅行・食事・レジャーなどで割引を受けられる
こちらはインターネットとはあまり関係ありませんが、なかなかお得なオプションです。
基本的には「会員特典」を受けられるサービスと考えて良いでしょう。例えば、遊園地やレジャー施設などの料金が30%オフになったりするというわけです。
月額500円なので、月に何度か遊びに行くときにこれを使えば元は取れるでしょう。
マンションタイプFは非対応
@niftyの残念な点は対応していないタイプがあることです。
そんなに多くはないと思われますが、
- マンション:タイプF
は非対応です。
タイプFというのはマンションの中枢に光回線を設置し、そこから各部屋に光回線を使って配線していく、という方法です。
ホームやマンションギガと違うのは、直接いきなり自分の部屋に配線せず、一旦マンション中枢に設置して、みんなでシェアする、という点です。
とはいえ、このタイプFを使うためにはそもそもマンション中枢から各部屋まで光回線が通じていなければならないので、かなり珍しいタイプと言えるでしょう。
普通は電話線がつながっているのでこれを使います。
プロバイダキャッシュバックがもらえる@niftyはおすすめ!
@niftyがおすすめできる理由はなんといってもプロバイダキャッシュバックがもらえるところです。
キャッシュバックとは新規契約の際に現金がもらえる、というキャンペーンで、プロバイダごとにキャッシュバックも設定されています。
ただし、その額や条件、受け取り時期には違いがあり、@niftyではかなり高い金額のキャッシュバックを受け取ることができます。
プロバイダサイトより、代理店の方がもらえる
さて、『キャッシュバックがもらえるなら@nifty!』と思って@niftyのauひかり特設ページに行ってしまうのはちょっともったいないです。
確かに、「auひかり @nifty」と調べて出てくる@niftyの公式サイトでもauひかりキャッシュバックのことが書いてあります。
しかし、そのキャッシュバックは
- ホーム・マンション:10,000円
となっています。
しかし、代理店のサイトで申し込むとプロバイダキャッシュバックはもっともらえるのです。
代理店NEXTのプロバイダキャッシュバック
数ある代理店の中でも「株式会社NEXT」は優良店で、条件も少ないのに高額キャッシュバックがもらえます。
※画像はNEXTのキャンペーンサイトより引用
@niftyの場合は以下の金額がもらえます。
プロバイダ名 | タイプ | 対象プラン | キャンペーン内容 |
---|---|---|---|
![]() | ホーム | ずっとギガ得 | 25,000円キャッシュバック or Wi-Fiルーター or 月額1,700円割引×11ヶ月 + 常時安全セキュリティ24×11ヶ月無料 or 月額1,200円割引×11ヶ月 + Wi-Fiルータープレゼント |
マンション | お得プランA | 20,000円キャッシュバック or Wi-Fiルーター or 月額1,350円割引×11ヶ月 + 常時安全セキュリティ24×11ヶ月無料 or 月額850円割引×11ヶ月 + Wi-Fiルータープレゼント |
ここでの条件は、ホームならずっとギガ得プラン、マンションならお得プランAにする、というだけです。
それさえできればホームなら25,000円、マンションなら20,000円のキャッシュバックがもらえます。また、Wi-Fiルーターや、月額+セキュリティソフトが11ヶ月間割引といった特典を選択することも可能です。
ずっとギガ得プランは3年契約の最も月額料金の安いプランで、お得プランAは2年契約のプランです。
代理店キャッシュバック
実は、代理店NEXTのキャッシュバックはプロバイダキャッシュバックだけではないのです。
それとは別に代理店NEXTによるキャッシュバックがあります。
<@nifty選択時の代理店キャッシュバック>
※画像はNEXTのキャンペーンサイトより引用
ちにみにNEXTからもらえるキャッシュバックは上記のようになっていますが、@niftyの場合は注意が必要です。
※ISPに@nifty「マンション」を選択された場合には上記金額より-5,000円となります。
※NEXTのキャンペーンサイトより引用
このように、マンションタイプで@niftyを選択した場合、NEXTからのキャッシュバック金額が5,000円減額されてしまう点だけ覚えておきましょう(2021年3月時点)。
また、ひかり電話を一緒に申し込めばキャッシュバック金額は上がりますが、必須契約ではありません。
条件は手続きは以下のようになっています。
オプション | なし |
手続き | 申し込み時に口座番号を教えるだけ |
受け取り | 最短翌月 |
オプションはなく、手続きに書類のやりとりはありません。申し込み時に口座番号を教えるだけで、あとは翌月末に現金で振り込まれます。
代理店NEXTは、自社キャッシュバック還元率100%を誇っていて、基本的に確実にもらえるものとなっています。
普通、書類のやりとりがあったり、6ヶ月後の振り込みだったり、多少面倒なことが入っているものですが、代理店NEXTは良心的なので、基本的に面倒な手続きなどは省いてくれます。
キャッシュバックは合計でいくら?
結局キャッシュバックは合計いくらなのでしょう。
キャッシュバック(ネット+電話) | 64,000円 |
キャッシュバック(ネットのみ) | 47,000円 |
キャッシュバックは合計すると以上のようになります。
これだけの額が「新規契約をする」というだけでもらえるのですから、逃す手はありません。
まとめ
@niftyの概要をまとめておきましょう。
まずはメリット・デメリットです。
メリット | デメリット |
|
|
やはり大きなデメリットはタイプFです。
しかし、特にセキュリティサービスに関して言えばかなり安心できるものを提供してくれます。また、キャッシュバックも高額なものが代理店を通してもらえます。
もし、auひかりを新規契約しようとして、プロバイダに悩んでいるのであれば、セキュリティサービスとキャッシュバックの点で@niftyがおすすめできます。