auひかり(ホームタイプ)が2018年3月からサービス開始した、10ギガ・X(テン)と5ギガ・V(ファイブ)。
今までよりも数倍の速度で通信が可能な超高速インターネットサービスのため、『月々の料金が高い…』と思っている方も多数いると思います。
しかし、結論から言うと『そんなに高くない』のです。5ギガに至っては、今までの1ギガと同じ料金で使えます。
※KDDI公式HPより
これまでかなり速度で良い成績を残していましたが、最大速度は1Gbpsを超えず、NURO光に対抗しきれていませんでした。
しかし、10Gbpsのサービスを展開したことにより、NURO光に並んだことになります。
しかもNURO光にはない5Gbpsのサービスは、リーズナブルな価格で破格の速度を提供しています!
目次
auひかりVとXは今までとどこが違うのか?
新しく始まったauひかりVとXは、今までとどこがどのように違うのかをまずは見ていきましょう。
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auひかり今までの速度と今回のサービス
auひかりの今までのサービスはホームに限って言うと
サービス | 通常 | V | X |
最大速度 | 1Gbps | 5Gbps | 10Gbps |
データ量 | 無制限 | ||
月額料金(平均) | 5,100円 | 5,780円 | |
スマホ・携帯割引 | auスマートバリュー:月額最大2,000円割引 | ||
工事費→キャンペーンで無料 | 37,500円(30回→60回払い) | ||
撤去工事費 | 28,800円 | ||
キャッシュバック | 67,000円 |
以上のようになります。
料金に関しては詳しくあとで見ていきますが、特に速度が注目に値します。
Vであれば5Gbps、つまり今までの5倍です。Xであれば今までの10倍、10Gbpsが最大速度となります。
これはNURO光の月額6,500円くらいする10Gbpsの特別サービスと並んで世界最速であると同時に、リーズナブルな料金を実現した理想的な光回線と呼べるでしょう。
ただしデメリットも…?
ただし、サービスの提供開始と共に費用面が改定され
- 工事費が30回払いから60回払いに変更
- 撤去工事費28,800円が必須
となりました。
ただし、このあたりはキャッシュバックや他社の違約金還元キャンペーンなどでカバーできるので心配ご無用です。
![]() 浦ちゃん えっ、3万円近い撤去工事費も心配いらないの?! |
auひかりVとXの質
それでは、まずはauひかりVとXの質に関して見ていきましょう。料金以外の部分です。
速度:世界最速
※KDDI公式HPより
- auひかりV:最大速度5Gbps
- auひかりX:最大速度10Gbps
このようになっています。
auひかりはRBBスピードアワードの出していた結果だと、2016年段階で約200Mbpsの速度を出していました。
単純計算でこれは当時の最大速度1Gbpsの20%の速さです。
ベストエフォート方式(Best=全力で、Effort=努力)というのは、簡単に言えば「理論上の最大は〇Gbpsだけど、実際どこでも出せるとは限らない、なるべく頑張ります」という方式です。
そのため1Gbpsの最大速度を誇っていても実際には20%くらいが本音です。
とはいえ、光回線では100Mpbs出る回線もあまり多くないのでauひかりはかなり速い部類に属します。
10Gbpsの20%というのはどのくらいでしょうか?
2Gbps(2,000Mbps)です。2Gbpsが平均で出るというのは異常です。もちろん良い意味です。5Gpbsなら1Gbpsが平均で出ることになります。これは恐ろしい速度です。
従来のADSL回線の最大速度は50Mbpsです。その40倍の速度が可能となっているのです。
ちなみに、同じく10Gbpsのサービスをだしているのは、NURO光ですが、以下のような違いがあります。
下り | 上り | |
NURO光 10ギガ | 10Gbps | 2.5Gbps |
auひかり 10ギガ | 10Gbps | 10Gbps |
auひかり 5ギガ | 5Gbps | 5Gbps |
下りは確かにNURO光も速いですが、上りはauひかりのほうがかなり速いです。
下りは普段のインターネット使用でダウンロードする時、上りは何かアップロードする時、と考えてもらえれば大丈夫です。
auひかりは文字通り世界最速なのです!
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ホームゲートウェイがリニューアル(1Gbpsにも)
今回はauひかり全サービス(1Gbps、V、X)でホームゲートウェイ(無線ルーター)がリニューアルされました。
※KDDI公式HPより
これにより、例えば
- 無線LANの速度が最大2.4Gbps
- スマホをauひかり電話(固定電話)の電話機として使える(無料)。
このようなメリットがあります。
光回線の最大速度というのはたいてい有線LANで繋いでいる場合のことを指します。
どうしてもLANケーブルを通じてインターネットを繋げたほうがWi-Fiよりも速いのです。しかし、無線LANの速度が最大2.4Gbpsになったことによって無線LAN≒Wi-Fiもかなり速くなります。
ちなみにNURO光の無線最大速度は1.3Gbpsです。
また、スマホを固定電話の電話機として使える、という近未来的な発想まで取り入れられました。
プロバイダは?
プロバイダは、提供開始当初はau one netのみでした。
しかし、現在は@nifty・BIGLOBE・So-netでも使えるようになっています。
補足ですが、au one netよりもBIGLOBE・@nifty・So-netといったプロバイダの方が定評あり、キャッシュバックも高いためおすすめできます。
auひかりVとXの料金
それではVとXの料金を見てみましょう。
驚くべきことにVに関してはこれまでのauひかりと料金が変わりません。
月額料金と割引
月々の料金を決める要素は現在2つあります。
「高速サービス利用料」と「超高速スタートプログラム」です。
基本的な考え方としては「今までのauひかりにオプション的な料金をプラスで上乗せする」といった感じです。
- 高速サービス利用料 10ギガ:1,280円/月
- 高速サービス利用料 5ギガ:500円/月
- 超高速スタートプログラム:-500円割引/月
これを踏まえて、今までの料金に足し合わせてみましょう。
V(5ギガ) | X(10ギガ) | |
月額料金(ずっとギガ得・平均) | 5,000円 | 5,000円 |
高速サービス利用料 | 500円 | 1,280円 |
超高速スタートプログラム | -500円 | |
合計 | 5,000円 | 5,780円 |
以上のような形になります。
ちなみに月額料金のずっとギガ得プランというのは、毎年100円ずつ料金が下がるもので3年契約となっています。そのため5,100円→5,000円→4,900円となるのですが、平均的には5,000円です。
冒頭でもお伝えしましたが、5Gbpsに関しては割引と高速サービス利用料が打ち消し合って元の料金と全く同じになっています!
しかも、10Gbpsであっても5,780円というのはなかなか安いです。比較になるのはNURO光 10Gくらいですが、こちらの基本料金は6,480円です。
しかもauひかりの場合は5Gbpsも気軽に選べるというのがすごいですね。
![]() 桃ちゃん お~、auひかりは良いね~ |
工事費
月々の料金については一応工事費のことも考慮に入れなければなりません。
今回、VであれXであれ、もとの1Gbpsのコースであれ、工事費に変更はありませんでした。変わったのは工事の分割払いの回数です。
2018年2月まで | 2018年3月以降 | |
工事費総額 | 37,500円 | |
分割払い回数 | 30回 | 60回 |
1回の金額 | 1,250円 | 625円 |
分割払いの回数が変更されたことにより毎月の料金は安くなりました!と喜びたいところですが、これは60ヶ月、つまり5年続けた場合を意味しています。
もし、3年で解約した場合は残り24ヶ月×625円が一括で請求されるので注意が必要です。
これまでは契約期間の切れる3年(36ヶ月)経った時にやめても工事費は払い終えていたので問題なかったのですが、60回払いとなったことによりこうした問題が発生するようになります。
この問題は次の工事費割引にも響いてきます。
工事費無料キャンペーンはどうなる?
auひかりには従来からずっと「初期費用相当額割引」がありました。
これは電話契約をオプションでつけることによって工事費が実質無料になるものです。
※KDDI公式HPより引用
<初期費用相当額割引キャンペーン> 内容:毎月発生する工事費分割払い相当額を全額割引=工事費実質無料 |
auひかりとauひかり電話サービスを新規契約で使うことによってこのキャンペーンを適用することができます。
このキャンペーンは工事費を実質無料にしてくれるものですが、一気に一括で工事費を無料にしてくれるものではありません。
毎月発生する工事費625円(ホームタイプ)または1,250円(マンションタイプ)を毎月割引するということになります。
初期費用分割払い | 初期費用相当額割引 | |
1ヶ月目 | 625円 | -625円 |
2ヶ月目 | 625円 | -625円 |
※2018年3月1日申し込みから
こんな感じで、毎月の工事費が無料になっていきます。しかし、工事費は分割払いの途中で解約すると、工事費残額が一括請求されるのでした。
工事費支払い済み | 工事費残額(一括)+違約金 | |
12ヶ月目 | 625円×12回=7,500円 | 37,500円-7,500円=30,000円 +違約金 |
30ヶ月目 | 625円×30回=18,750円 | 37,500円-18,750円=18,750円 +違約金 |
37ヶ月目 | 625円×37回=23,125円 | 37,500円-23,125円=14,375円 +違約金なし |
60ヶ月目 | 625円×60回=37,500円 | 37,500円-37,500円=0円 +違約金 |
73ヶ月目 | 0円 | 0円 +違約金なし |
この表は、各月の時点で、
- どのくらい工事費を支払い終えているか?
- どのくらい残額があるか?
- どのタイミングで解約した時に違約金が発生するかどうか?
をまとめています。
従来なら、36ヶ月時点で、工事費残額は0円、違約金もなしで解約できたのですが、今回の変更によりそれができなくなりました。
違約金も工事費残額もなしで解約するには72ヶ月目まで待たなければなりません。
というのも、auひかりホームは3年契約で、3年経つとまた自動更新で3年契約が更新されるからです。
撤去工事費も発生
新しくなったauひかりでは、撤去工事費も「必須」で28,800円かかることになってしまいました。
撤去工事費:28,800円
つまり、違約金とは別に28,800円かかってしまうのです。これならもうやめられない…、という感じです。
![]() 浦ちゃん やめる時には注意が必要だね。 |
工事費残額・撤去工事費をどうするか
例えば、37ヶ月目に解約すると、違約金は0円ですが、工事費残額14,375円と撤去工事費28,800円が同時に覆いかぶさってきます。
こんな時の対処法の一つは「乗り換え」です。
大手の乗り換え先であれば、こうした解約の際のデメリットを逃さずサポートしてくれます。
※SoftBank光公式HPより引用
ソフトバンク光のあんしん乗り換えキャンペーンであれば、
<ソフトバンク光 あんしん乗り換えキャンペーン> 条件:乗り換え |
このような概要となっており、工事費残額も撤去工事費も還元してくれます。
まあホームで解約することはそう多くはありませんので、6年使うことを目安に使い、もし途中で解約するのであれば、ソフトバンク光への乗り換えなどを視野に入れておけば良いでしょう。
キャッシュバックはいつでも高額の予定!
長期的に見ると、ちょっとお金の心配もある新しいauひかりですが、キャッシュバックは変わらず高額でもらえる予定です!
優良店の代理店である「株式会社NEXT」であれば、リスクなく高額キャッシュバックをもらうことができます!
<代理店NEXT>
![]() |
auひかりへの申し込みはコチラから |
キャッシュバック(ネットのみ) | 61,000円 |
キャッシュバック(ネット+電話) | 67,000円 |
オプション | なし |
手続き | 申し込み時に口座番号を教えるだけ |
受け取り | 最短で翌月 |
オプション加入は必須ではありません。
手続きも申し込み時に口座情報を教えるだけで、最短で翌月に現金振込されます。
金額もプロバイダキャッシュバックを含めると以上のような金額になります。
これをためておけば、いざというとき、違約金やら工事費やらが発生しても痛手を負うことがありません。
まとめ
auひかりは2018年3月から5ギガのV(ファイブ)と10ギガのX(テン)をサービス開始しています!
新しいVとXは特殊な工事などが必要なわけではなく、現在普通の1Gbpsを使っている人でも、追加の月額料金を払えば始められます。
メリット
- 速度が5倍・10倍になる
- 5ギガ Vの月額料金は新規なら変わらない
- ホームゲートウェイがリニューアル
デメリット
- 工事費が60回払いなので5~6年使うことを視野に入れる必要がある(全サービス共通)
- 撤去工事費28,800円が必須に
→デメリット解消にはキャッシュバック温存・ソフトバンク光への乗り換え視野がおすすめ!
メリット・デメリットをしっかりと把握した上で、お得で便利なauひかりを利用しましょう。