定評のあるプロバイダ、plalaが提供するぷらら光(plala光)は確かに料金も安くリーズナブルです。
対するauひかりは一見月額料金は高く見えますが、多数のキャンペーンでカバーしています。
この2つの光回線を、
- 速度
- 月額料金
- キャンペーン
の観点から比較していきます!
目次
速度比較
まずはauひかりとぷらら光の速度比較をして、品質に違いがあるか確かめましょう。
とはいえ、ぷらら光は「光コラボ」というものです。
これは「フレッツ光」にぷららのサービスをくっつけて販売するタイプで、元はフレッツ光と変わりません。
対して、auひかりはフレッツ光とは違う光回線であって光コラボではありません。
そのため、速度や品質に関しては「auひかり」と「フレッツ光」の比較になります。
RBBスピードアワード2018の結果
まずは、RBBスピードアワード2018の結果を見てみましょう。
これはネット上で速度比較のデータを集め、それを集計したうえで格付けするものです。「2018」というのはちょっと古いように感じますが、実際これは翌年に結果が出るので「2019年4月」に出た最も新しいデータです。
光回線はこの結果をホームページに載せて「速さの証明」にしたりもするので、一定の信頼と評価を得たランキングとも言えましょう。
<RBBスピードアワード2018>
エリア | 固定回線の部 | 下り速度(Mbps) | 固定回線 Wi-Fi部門 | 下り速度(Mbps) |
北海道 | auひかり | 213.77 | auひかり | 138.99 |
東北 | auひかり | 243.17 | auひかり | 135.75 |
関東 | auひかり | 643.43 | auひかり | 287.30 |
北・甲信越 | フレッツ光 | 154.80 | auひかり | 114.73 |
東海 (auひかりエリア外) | NURO光 | 490.74 | NURO光 | 203.59 |
近畿 (auひかりエリア外) | NURO光 | 316.34 | NURO光 | 201.00 |
中国 | フレッツ光 | 149.78 | メガエッグ | 129.46 |
四国 | フレッツ光 | 93.75 | auひかり | 137.17 |
九州 | BBIQ | 184.70 | auひかり | 130.25 |
沖縄 | フレッツ光 | 22.96 | auひかり | 87.01 |
一目瞭然ですが、数で言えばauひかりのほうが多いです。
また速さでも、エリアによってですがNURO光よりも速かったりと、基本的にはかなり速いです。
フレッツ光というのは、シェアNo.1で最も契約数の多い光回線です。それもそのはずで、昔はフレッツ光しかなく、他に選択肢がなかったのです。
しかし、今ではむしろそれが仇となり、「利用者が多すぎて回線が混雑する」と言われています。
一応このランキングでは、表の他に、プロバイダの格付けもあります。フレッツ光・auひかり双方のプロバイダで最も速いものを決めるものです。
残念ながらplalaはフレッツ光で最も速いプロバイダにはなっていません。
Netflix ISP Speed Index の結果
RBBの他に主だったランキングと言えばこの「Netflix ISP Speed Index」です。
これは動画配信サービスNetflixを観ている人の回線速度を比較したもので、毎月新しい情報が更新されています。
こちらもauひかりなどはホームページで速さの証明として使っていますが、あくまでNetflixを利用している人のデータを集めたものにすぎないので、一般的なデータとは言えないかもしれません。
でも、自宅で動画を観たりする人にとっては参考になるデータかもしれません。
※Netflixより
ランキングを見てわかるとおり、auひかりが2位にかなり差をつけて1位となっています。これに対しplalaはランキングに入っていません。
このランキングの上位に食い込んでいるのは、フレッツ光とは異なる独自の光回線関係のもので、フレッツ光のプロバイダ系は上位にそこまで食い込めていません。
地域や状況によって差はありますが、おおむねフレッツ光よりauひかりのほうが速い、と言えるでしょう。
月額料金・工事費
ここからは、肝心の「料金」、月額料金と工事費を解説していきましょう。
月額料金の比較
月額料金を比較すると、
auひかり | ぷらら光 | |
ホーム | 5,100円(翌年5,000円/翌々年4,900円) | 4,800円 |
マンション | 3,800円 | 3,600円 |
以上のようになっています。
ここは一目瞭然、ぷらら光のほうが安いですね。
ただし、勝負はまだまだこれからで、キャンペーンでこれがどれだけ安くなるかにも注目する必要があります。
工事費の比較
月々の料金で大事なのは、月額料金だけではありません。工事費も重要になります。
というのも、多くの場合、工事費は高いので一括ではなく分割払いとなるからです。
auひかり | ぷらら光 | |
ホーム | 37,500円(1,250円×30回) | 18,000円(600円×30回) |
マンション | 30,000円(1,250円×24回) | 15,000円(500円×30回) |
工事費の料金だけ見るとやはりぷらら光のほうが安いですね。
対してauひかりの工事費はとんでもない料金に見えてきます。
ただし、auひかりの工事費はキャンペーンで無料にできるので、負担を軽減することは可能です。
キャンペーン・オプション
ここからはキャンペーン・オプション等の比較を行っていきます。
auひかりのキャンペーン | ぷらら光のキャンペーン |
|
|
大体このようにキャンペーンがありますが、見ての通りauひかりにはたくさんあります。
とはいえ、これらは使いこなさなければ意味がないし、キャンペーンといってもオプション加入などのデメリットもあるので、よく注意して選ぶ必要があります。
ひかりTV2ねん割はお得か?
ぷらら光にしかないキャンペーン「ひかりTV2ねん割」を見てみましょう。
これは、文字通り「ひかりTV」をセットで契約することによってそれが安くなるというキャンペーンです。
ひかりTVというのは、光回線を使ったインターネットチャンネルの加入で、これによって有料チャンネルをセットでみることができるようになります。
auひかりにも同じようなサービス「auひかりテレビサービス」はあります。
<ひかりTV2ねん割> 条件:ぷらら光+ひかりTV 内容:チューナーレンタル費用、初月+1年間レンタル無料 契約期間:2年間 違約金:9,000円/税抜 |
チューナーのレンタル費用が最初の月+1年間無料、になるのがメリットです。
確かに、ひかりTVを使っている人、継続利用したい人にとっては良いかもしれません。
しかし、ぷらら光はそもそも契約期間や違約金のない光コラボであるにもかかわらず、ひかりTVをつけて契約期間を設定し、違約金のリスクも背負うのは大きなデメリットです。
また、最近では毎月1,000円以下で楽しめる動画配信サービスも増えているので(Amazon Primeビデオ、Netflix、hulu、U-NEXT…)、同じような動画を観たいだけであれば、動画配信サービスを使うのも良いかもしれません。
auひかりは工事費無料にできる
auひかりにはさきほども言いましたが「初期費用相当額割引キャンペーン」と言って、工事費を無料にしてくれるキャンペーンがあります。
<初期費用相当額割引キャンペーン> 内容:初期費用相当額を全額割引 条件:ネット+電話 |
条件に「電話」がついているので、月額500円の電話サービスの契約が必要ですが、それだけで37,500円の工事費を実質無料にできます。
「実質無料」というのにはわけがあって、これが一括で無料になるわけではないからそういわれています。
この割引のシステムとしては、毎月1,250円の工事費分割払い費用を毎月同額割引してくれるというものです。
初期費用分割払い | 初期費用相当額割引 | |
---|---|---|
1ヶ月目 | 1,250円 | -1,250円 |
2ヶ月目 | 1,250円 | -1,250円 |
このように毎月1,250円請求されても、このキャンペーンによって全額割引され、一銭も払わなくてよいことになります。
ただし、ホームなら30ヶ月、マンションなら24ヶ月経つ前に解約すると、未払い・未割引の工事費残額が一括請求されています。
あくまで、auひかり契約中に発生している毎月の工事費を割引するものです。
他社からの違約金が還元されるauひかりのキャンペーン
auひかりには他社からの違約金を還元してくれるキャンペーンがあります。
- auひかり新スタートサポート
auひかり新スタートサポート
auひかり新スタートサポートとは、基本的には「他社違約金還元キャンペーン」、「乗り換えサポートキャンペーン」です。
乗り換えをする人が、他社からauひかりに乗り換えたときに、他社で発生した違約金・工事費残額などをauひかりが還元してくれるキャンペーンです。
<auひかり新スタートサポート> 条件:auひかり+固定電話(月額500円)+電話オプションパック(EX)(月額500円/690円) 内容① 内容② |
といった内容になっています。
スタートサポートは条件がちょっと多く、「電話」と「電話オプションパック(EX)」のオプション追加となっています。
これらは合計で毎月1000円(もしくは1,190円)です。
キャッシュバック
最後にキャッシュバックも比較しておきましょう。
auひかりに関してはキャッシュバックは公式サイトよりも代理店サイトで申し込んだ方がもらえます。
特におすすめの代理店は「株式会社NEXT」ですが、ここでは、その代理店のキャッシュバックとぷらら光のキャッシュバックを比べてみましょう。
<代理店NEXT>

auひかり(代理店NEXT) | ぷらら光 | |
キャッシュバック金額 | 55,000円 48,000円 | 55,000円(新規+ひかりTV) 30,000円(転用+ひかりTV) |
オプション | なし(電話) | ひかりTV |
受け取り時期 | 最短で翌月 | 10ヶ月後口座確認 |
このようになっています。
ぷらら光の場合、ひかりTVを契約しないと、新規で35,000円、転用で10,000円のキャッシュバックになってしまいます。
また、受け取り時期にも大きな差があります。
auひかりの場合、最短で翌月ですが、ぷらら光は10ヶ月後に口座確認のメールが来て、それに翌月末までに回答しなければなりません。これを忘れるとキャッシュバックはもらえません。
auひかり・代理店NEXTの場合は、電話申し込み時に口座番号を教えるだけで、あとは翌月に現金振込してくれます。
ひかりTVをつけない場合ではauひかりのほうがキャッシュバック金額が高いですね。
まとめ:やはりauひかりのほうがお得か?
さて、最後に比較を通して、どちらが良いか見ていきましょう。
まずはキャンペーンを通してのauひかりとぷらら光の料金を比較してみましょう。
auひかり | ぷらら光 | |
月額料金 | 5,100円 | 4,800円 |
工事費 | 工事費無料キャンペーンで無料 500円/月(auひかり電話契約) | 600円×30回 |
auひかり新スタートサポート | 他社光回線の違約金還元 2回線以上同時申し込みで1回線につき最大10,000円還元 | ー |
合計(1年目) | 5,600円 | 5,400円 |
このようになります。
料金はそれほど差はなく、ぷらら光のほうが若干安いといったところです。
総合的に判断すると
項目 | 優劣 |
速度 | auひかりのほうが速い |
月々の料金 | かろうじてぷらら光のほうが安い |
キャッシュバック | なんとかauひかりのほうが良い |
以上のような感じで、auひかりのほうがなんとか良いかな、といった感じです。
ぷららも信頼できるプロバイダでありながら、かなり安く光回線を提供しています。
優劣はつけがたいですが、総合的に見るとauひかりのほうがおすすめできます。