説明不足・虚偽の説明・不明確な費用の請求など、これまで2度の行政指導を受けた光ギガですが、実態はどのような光回線なのでしょう。
行政指導の内容、光ギガの概要、そして、解約方法から、おすすめの乗り換え先まで、光ギガでトラブルにあった様々な人のための記事です。
目次
光ギガはどんな光回線?
ここでは光ギガの対する行政指導と光ギガの内容などを紹介していきます。
行政指導 電話勧誘・不明確な費用
光ギガ(Hi-Bit)は、2015年2月と12月に「行政指導」というものを受けています。
2015年2月1日 | 光ギガサービス開始 |
2015年2月27日 | 総務省から行政指導①(強引な勧誘・説明不足) |
2015年12月4日 | 総務省から行政指導②(①と同じ内容・不明確費用) |
2015年12月5日 | 光ギガサービス自粛 |
2015年12月28日 | 改善報告書(改善案提出) |
2016年3月3日 | 報告書(勧誘禁止・無償解約・不明確費用削除) |
2016年4月1日 | 光ギガサービス再開 |
同じように行政指導を受けた光コラボに「あくび光」がありますが、そちらは一回行政指導を受けた際にすぐに対応し、自粛・改善報告書・再開といった手順を踏んでいます。
行政指導①
「電話による勧誘」で「説明不足」が多かったり、さらに「虚偽の説明」があったことを指摘するのが1回目の行政指導の内容です。
そこではNTTであるかのように装い、手続きを電話で行う際に虚偽の説明を行ったり、安くならないのに今よりも安くなると言ったりして勧誘していたことが指摘されています。
私の友人に強引な勧誘にあった人がいますが、やはり『今よりも安くなる』と言われたが、実際よく調べるとそうでないことがわかり、踏みとどまった人がいました。
行政指導②
光ギガはサービスを開始して1ヶ月経たないうちにそうした行政指導を受けました。
しかし、これに対して対応をせず、さらに12月に2回目の行政指導を受けてしまいます。
ここでの行政指導にはもう一つ新たな点が追加されています。
- 「切替費用」と称する内容の不明確な経費を36回の分割払いで契約させ(金額は、23,400円や43,200円など場合によって異なる。)、これが何のための経費であるか説明されていない。
「切替費用」という謎の費用があり、これが一体何のための費用なのかよくわからない、という指摘です。
名前から推測するに、新しく光回線を始めたり、転用したりするにあたって、何か手続きにかかるお金のような気もします。
しかし、そうした工事費や初期費用は別途請求されているので、この費用はそれとは違うはずですが、特に該当する費用が見当たらないようですね。
これはあくび光など、「不適切な勧誘・契約」とは違った問題点です。
そもそも表向きのサービス金額に関しても、法を守っていなかったということになります。
改善
光ギガはさすがに2回目の行政指導で懲りたのか、サービスの自粛と改善を行っています。
契約者全員に「フォローコール」を行い(電話がつながらない人にはできていない)、違約金なしでの解約・プラン変更ができると説明したようです。
(3)販売再開に向けた状況
1. 弊社は、平成27年12月29日付報告書において報告しております改善のための具体的な取組みのほか、販売再開後は、特に複雑だとご指摘いただいておりました「切替費用(転用時)」を伴うプランの販売を、全て停止致します。
2. 弊社は、NTT 東日本及び NTT 西日本に対し、今後不適切な勧誘が生じないよう改善策の報告を行い、販売再開に向けた調整を行っております。
さらに以上のように「切替費用」をなくし、「不適切な勧誘」を改善しようと試みています。
不適切な勧誘は改善されたのか?
確かに切替費用という謎の費用は削除され、行政指導ももう受けていないので、大分改善したようです。
しかし、このように「NTTに扮する」という勧誘方法はまだ続けているようです。
Wi-Fiの設定等に関してはなんとも言えませんが、これを見る限り、「NTT関係者だと偽って契約させた」、「プロバイダが光ギガに変わると説明できていない」という2つが見て取れます。
もちろんツイッターの報告をすべて鵜呑みにはできませんが、必ずしも改善したと言えるかは微妙なところです。
光ギガの月額料金・工事費等
行政指導はとりあえず脇において、実際に光ギガがおすすめできる回線なのか、料金をもとに見ていきましょう。
タイプ | ホーム | マンション |
月額 | 5,300円 | 4,200円 |
工事費 | 24,000円 (875円×24回+初回3,000円) | 24,000円 (875円×24回+初回3,000円) |
契約期間 | 2年 | 2年 |
違約金 | 9,975円 | 9,975円 |
合計月額 | 6,175円 | 5,075円 |
一応、他に、違約金が高い代わりに、1年目が4,980円、2年目5,300円、それ以降毎年50円ずつ安くなる「光ギガファミリー長とく」があります。
結局工事費がかかるので、実質ホームは6,000円以上、マンションは5,000円以上となります。
正直言って、これはちょっと高いです。
大手で言えば高いほうでもホーム「5,200円」で工事費無料キャンペーンをつけるためにオプションをつけても「5,700円」くらいでしょう。
そのうえ光ギガには、「スマホ・携帯割引」や「乗り換えサポート」、「キャッシュバック」などがありませんので、キャンペーンの適用でお得になることもありません。
光ギガは、行政指導を差し置いてもおすすめできる要素はありません。
もしも契約してしまったら… 違約金なしで解約するには?
もしも契約してしまった場合の対処を以下では紹介したいと思います
契約書の受領から8日以内 クーリングオフ
契約書の受領から8日以内であればクーリングオフ制度というものを適用できます。
これは『こんなはずじゃなかった』、『思っていたのと違う』といった場合の救済措置で、契約から8日以内であればなんのリスクもなく解約・返品等ができるシステムです。
もしも、まだ8日以内なのであれば、これを適用して解約することができます。
より良い光回線に乗り換え 違約金の壁
すでに契約して日がたってしまっている場合や、普通にインターネットとして使っているがあまりにも遅かったり、料金が高かったりして不満な場合、乗り換えがおすすめできます。
しかし、こうしたときに問題になってくるのは「違約金」です。
契約更新月という2年に一回のチャンスをものにできないと、9,975円の違約金が発生してしまいます。
『この違約金をなんとか避けたい』、そんな人にぴったりなのが大手光回線についている「乗り換えサポート」のキャンペーン、「他社違約金還元キャンペーン」です。
おすすめはauひかり新スタートサポート
auひかりは品質が良いだけでなく、「乗り換えサポート」も充実しています。
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※KDDI公式サイトより引用 |
<auひかり新スタートサポート> 条件:auひかり+固定電話(月額500円)+電話オプションパック(EX)(月額500円/690円) 内容① 内容② |
auひかり新スタートサポートは一言で言えば、「すでに払った他社の違約金と同額のお金がauひかり契約後にもらえる」といったものです。
条件は、auひかりの新規契約だけでなく、auひかり電話サービス(固定電話)と電話オプションパック(EX)となっています。
合計月額1,000円(もしくは1,190円)のオプション費用がかかります。
また、違約金の還元は30,000円までとなっていますが、スマホ・携帯の違約金も還元されるので、使っている携帯会社にこだわりがないようであれば嬉しいキャンペーンと言えます。
auひかりの概要 キャンペーンでお得!
乗り換えキャンペーンだけでなく、auひかりの概要もチェックしておきましょう。
最大速度 | 1Gbps |
データ量 | 無制限 |
月額料金 | ホーム:5,100円/マンション:3,800円 |
スマホ・携帯割引 | auスマートバリュー:月額最大2,000円割引 |
工事費→キャンペーンで無料 | 37,500円 |
キャッシュバック | 67,000円 |
光ギガはフレッツ光の光回線を使っているため、最大速度1Gbpsが出て当然ですが、どうもホームページを見ても、口コミ等を見ても、100Mbpsさえ出ないようです…。
auひかりはそれに比べて、一部地域を除いて少なくとも100Mbps以上は出ているので、速度も安定していると言えるでしょう。
また、auスマホ・携帯の割引や、キャッシュバック、工事費無料キャンペーンなどが充実しているためおすすめできます!
おすすめは代理店 株式会社NEXT
キャッシュバックは、auひかり公式というよりは代理店が受け持っている分野です。
以下がおすすめできるauひかりの代理店です。
<株式会社NEXT>

キャッシュバック(ネットのみ) | 61,000円 |
キャッシュバック(ネット+電話) | 67,000円 |
オプション | なし |
手続き | 申し込み時に口座番号を教えるだけ |
受け取り | 最短で翌月 |
代理店と言うと場合によっては良くないところもありますが、この代理店はキャッシュバック金額が高いだけでなく、オプション加入も必要ないし、手続きも簡単なので安心できます。
他の代理店の場合、オプション加入が必須であったり、手続きが何重にもあって面倒だったり、受け取りが半年後であったりといろいろ不便だったりしますが、代理店NEXTにはそうしたデメリットはほとんどありません。
まとめ
光ギガは2度の行政指導を受けた業者による光回線です。
行政指導の内容は
- 悪質な勧誘
- 不明確な費用の請求
でした。
現在ではある程度改善されていますが、いまだにNTTを装って勧誘する方法は行っているようです。
また、行政指導を差し置いても、月額料金の高さ、キャンペーンがないこと、速度の遅さなどから、光ギガはおすすめできません。
間違って契約してしまった人のためには、auひかりのauひかり新スタートサポートがおすすめです。
オプションをつければ、ネットだけではなくスマホ・携帯の違約金も還元できます。
さらにキャッシュバックをもらうなら、代理店NEXTがおすすめです!
オプションなし・手続き簡単・翌月現金振込で、簡単にキャッシュバックが受け取れます。