創業3年目には年商18倍を達成しながら、行政指導を受けてしまったあくび光。
悪質な勧誘によって総務省から注意されてしまったあくび光ですが、今でも健在でサービスを行っています。
そうしたあくび光の実態、行政指導の経過、解約方法、おすすめ乗り換え先などを解説していきます。
目次
あくび光の実態!解約すべきなのか?
あくび光は実際、どのような光コラボなのか、行政指導とは一体なんなのか、などを解説していきます!
あくび光の月額料金
タイプ | ホーム | マンション |
---|---|---|
通常料金 | 6,900円 | 5,150円 |
使ってお得割 適用料金 | 5,380円 | 4,150円 |
工事費 | 18,000円 | 15,000円 |
あくび光は、通常料金と使ってお得割適用時で料金が異なります。
この2つで何が違うかと言うと、違約金に違いがあるのですが、これは次の項で説明します。
工事費に関しては詳しい違いはあるにしても、概ね以上のような料金になるでしょう。
工事費は普通だとしても、月額料金は少し高めです。
- あくび光:5,380円
- auひかり・ソフトバンク光などの携帯会社:5,200円前後
- 他の光コラボ:~4,900円
大体、ホームの月額料金の相場は以上のようになっています。
携帯会社については、スマホ・携帯割引などもろもろのキャンペーンが充実しているので、実質はこれより安くなります。
光コラボにもキャンペーンはありますが、基本的には携帯会社よりも安いことが多いです。
とはいえ、そのどれよりもあくび光は高い、キャンペーンも特にない、携帯のセット割などもないので、あまりお得だとは言えません。
あくび光がプッシュしているのは、キャンペーンというよりも「セキュリティサービス」のようです。
セキュリティサービスには色々なパターンがありますが、基本的には「セキュリティソフト」の提供で、このソフトが自慢のようです。
あくび光の違約金
あくび光はホームであれマンションであれ、基本「3年契約自動更新」となっています。
3年契約の違約金
3年契約というのはつまり、3年間使い続けることを約束するものです。
本サービスの契約期間は3年間(課金開始日の属する月を1カ月目として36カ月目の月末まで)です。お客様から37カ月目の契約更新月に解約の申し出がなかった場合、さらに3年間を契約期間として更新します。※3年の更新月以外でのサービス解約、サービス変更等があった場合、AKUBI光は23,400円(不課税)を違約金として請求いたします。
このことを図にすると
1~36ヶ月 | この間に解約すると違約金 |
37ヶ月目 | ここで解約すれば違約金なし/何もしないと再度3年自動更新 |
38ヶ月~72ヶ月 | この間に解約すると違約金 |
73ヶ月目 | ここで解約すれば違約金なし/何もしないと再度3年自動更新 |
… | … |
こんな感じです。
3年間の間に解約しようとすると違約金が発生します。
37ヶ月目であれば違約金はかかりません。しかし、ここで何もしないと、もう一度3年間の契約が自動的に更新されます(自動更新)。
次のチャンスはまた3年後になります。
使ってお得割の違約金
さきほど月額料金を紹介した際に「使ってお得割 適用料金」というものがありました。
この割引を適用するには、「使ってお得割」というものに申し込む必要があります。
しかし、これはオプション扱いで、こちらにも違約金があるのです。
本サービスとは別に「使ってお得割」のお申し込みがあった場合、契約期間は3年間(課金開始日の属する月を1カ月目として36カ月目の月末まで)お使いいただくことを条件に特別料金に割引をいたします。お客様から37カ月目の契約更新月に解約の申し出がなかった場合、さらに3年間を契約期間として更新します。※更新月以外でのサービス解約、サービス変更があった場合、7,200円(不課税)を違約金として請求いたします。
こちらも3年契約となって別の違約金となっています。
ということで合計違約金は
3年契約違約金 | 23,400円 |
使ってお得割違約金 | 7,200円 |
合計 | 30,600円 |
30,600円となります。なかなかの金額ですね…。
これ以上の光コラボもあるみたいですが、大手の光回線では高くても20,000円前後でしょう。
行政指導を受けている
あくび光は料金としてはちょっと高いものですが、別に光回線自体が使えないわけではないです。
また、契約内容に関しても特に法外なことが記されているわけではないようです。
ただし、あくび光は2017年に「行政指導」というものを受けています。
これは法的な処分の一歩手前で、行政のほう(総務省)から色々「ここんとこだめだろうからやめたほうがいいよ」、と言われるものです。
光コラボ等で行政指導が行われることは少なくないようですが、そのほとんどが「強引な勧誘」、「勧誘の際に嘘をつく」といったものです。
あくび光(またはあくび光の下請け)は電話や訪問での勧誘・販売を行っており、そこで、「NTTの業者だと偽る」といったことや、「安くなる」とかそんな感じで言ったり、契約書の提示等を行わなかったりしたようです。
これは悪質と言えば悪質で、これにはまって契約し、解約しようとしても違約金を払わなければならない、といった事態に陥る人も多いようです。
しかし、勧誘方法等が悪質なのであって、あくび光の光回線サービス自体が行政指導を受けたわけではありません。
行政指導とは関係なく、あくび光の光回線サービスはそもそも高いにもかかわらずキャンペーンも少ないのでおすすめできないのです。
ちなみに行政指導等の経過に関しては以下のようになっています。
2017/6/9 | 総務省から行政指導 |
2017/6/9 | 販売活動・新規申し込み受付自粛 |
2017/7/24(7/7作成) | あくび光が改善報告書 |
2017/9/1 | 新規申し込み受付を再開 |
あくび光のサービスに関する「重要事項説明書」は2017年2月から改定していないので、やはり行政指導とあくび光のサービス内容自体は関係ないようです。
行政指導とは関係なく、あくび光は月額料金も高いし、違約金も高いのでおすすめできません。
もしも契約してしまったら 無傷で解約するために
ここからは、仮に契約してしまった人がどのようにすれば、リスクなく解約し、より良い光回線を利用できるか、に焦点を当てていきたいと思います。
- 法外な勧誘によってすでに契約してしまった人で違約金に悩んでいる人
- 契約は強引ではなかったが、月額も高いので解約したい、しかし違約金に悩んでいる人
やはり違約金が難点ですね。
契約書の受領から8日以内 クーリングオフ
中学生か高校生かで習った人も多いと思いますが、契約書の受領から「8日以内」であれば「クーリングオフ」という制度が適用できます。
これは説明不十分であったり、思っていたのと違った契約をしてしまった場合の救済措置です。
9. 初期契約解除制度に関するご案内
1. ご契約のお申し込み後に回線が開通した日を1日目起算して8日目までの間は、「重要事項説明書」の余白に、「お客様番号、住所、氏名、電話番号及び解除を希望するサービス名称」を記載し、署名捺印のうえ、郵送にて以下にご連絡いただくことにより、電気通信事業法に定める初期契約解除制度に基づき、本サービスに関する利用契約の解除を行うことができます。
ちょっと難しいことが書いてありますが、これがクーリングオフと同じようなことを意味しています。
要は、サービスが開始されてから8日間であればリスクなしで解約できるというわけです。
とはいえ、行政指導を受けたのでもうさすがに強引な勧誘はやっていないでしょうから、「8日以内」があてはまる人も少ないでしょう。
しかし、もう少しこの箇所を読み進めると面白いことも書いてあります。
2. 上記1に記載した事項にかかわらず、当社が本サービスに関する利用契約の解除に関する事項につき不実のことを告げたことによりお客様が告げられた内容が事実であるとの誤認をし、これによって上記1に記載した期間を経過するまでの間に当該契約を解除しなかったことが明らかになった場合、当社があらためて交付する当該契約の解除を行うことができる旨を記載した書面をお客様が受領した日から起算して8日を経過するまでの間は、お客様は上記1同様、郵送にてご連絡いただくことにより当該契約の解除を行うことができます。
これはつまり、平たく言えば「クーリングオフできないと嘘をついて契約させていたら、8日経ったあとであってもクーリングオフと同じことを適用できる」というわけです。
悪質な勧誘によって、「クーリングオフできない」または「契約が始まってから解約したら絶対に違約金がかかる」みたいなことをあくび光に言われていたのだとすれば、またクーリングオフ期間みたいなことをやり直すことができるというわけです。
(おそらくこの時期にはあくび光の強引な勧誘に関する批判も増え、総務省も手を付け始めていたのかもしれないので、それに対する応急措置だったのかもしれませんね。憶測ですが。)
8日以降の解約方法 乗り換え!
上記に該当せず、普通に契約して、普通に解約したい場合、もしくは普通に契約したことになっていて、普通に解約しないといけない場合は、「乗り換え」をすることをおすすめできます。
解約方法
IDなどを用意し、アクビサポートセンター「0120-941-916」に電話して解約の旨を伝えれば大丈夫です。
乗り換えサポートのキャンペーン
乗り換えとは、他の光回線に乗り換えることを意味しますが、単に乗り換えるだけでなく、「乗り換え先の違約金還元キャンペーン」を使って、違約金を乗り換え先に負担させるという方法です。
大手光回線でいくつかあるキャンペーンで、
- 「違約金は一旦払う」→「乗り換え先と契約」→「違約金の証明書を作って送る」→「乗り換え先がその分のお金を還元する」
といったシステムです。
おすすめはauひかり新スタートサポート
中でもおすすめできるのは、auひかりの「auひかり新スタートサポート」です。
これは文字通り「違約金還元キャンペーン」ですが、それだけではなく色々安くなるのです。
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※KDDI公式サイトより引用 |
<auひかり新スタートサポート> 条件:auひかり+固定電話(月額500円)+電話オプションパック(EX)(月額500円/690円) 内容① 内容② |
auひかり新スタートサポートは概ね以上のようになっています
auひかりとauひかり電話サービス(固定電話)、電話オプションパック(EX)の3つを同時に新規で契約することが条件となっています。
合計月額1,000円(もしくは1,190円)のオプション費用となるため、確かに負担に感じられますが、他社からスマホ・携帯電話を乗り換える際の違約金も還元されます。
他社からの違約金ですが、これは「30,000円」を上限としています。あくび光の違約金は合計30,400円となるので、ほとんどぴったしです。
めでたくauひかりに乗り換えることで、違約金のリスクはほとんどなしに解約できます!
auひかりの概要と代理店
あくび光は勧誘が強引であったこと、料金や違約金が高いことなどが難点でした。
auひかりにはどんなメリットがあるのでしょう。
それをここで扱っていきたいと思います。
auひかりとは
最大速度 | 10Gbps |
データ量 | 無制限 |
月額料金 | ホーム:5,100円/マンション:3,800円 |
スマホ・携帯割引 | auスマートバリュー:月額最大2,000円割引 |
工事費→キャンペーンで無料 | 37,500円 |
キャッシュバック | 71,000円 |
このように、auひかりには様々なキャンペーンがあり、工事費無料+auスマホ・携帯割引など様々な特典を追加することができます!
おすすめ代理店!株式会社NEXT
auひかりは代理店で申し込むことで高額キャッシュバックを受け取ることができます!
<株式会社NEXT>

キャッシュバック(ネットのみ) | 65,000円 |
キャッシュバック(ネット+電話) | 71,000円 |
オプション | なし |
手続き | 申し込み時に口座番号を教えるだけ |
受け取り | 最短で翌月 |
株式会社NEXTは
- 必須加入オプションなし
- 面倒な手続きなし
- 最短翌月に現金振込
でキャッシュバックが受け取れるという好条件を備えた代理店です。
他の代理店の場合「オプション加入必須」+「アンケート送付必須」+「半年後申請必須」など、条件が厳しかったりします。
『今度こそは騙されまい!』と思っている方、ぜひ色々と調べてみてください。