光回線の最大手フレッツ光を利用している人も多いでしょう。しかし、突然引っ越すことになったらどうでしょうか。この場合今あるフレッツ光を転居先でも使い続けるか、解約するか、乗り換えるかいろいろな選択肢があります。
今回はそんなフレッツ光利用者が引っ越すときの手続きと最適な選択肢を紹介します!
目次
フレッツ光の引越し手順
フレッツ光に契約している人が引越し、引越し先でも同じフレッツ光を継続して利用する場合は、一定の手続きが必要です。
そこまで複雑ではありませんが、かかる工事費など注意事項もあるので要チェックです。
引越し手続き
まず、手続き持に必要な情報などがあるのでこれをそろえる必要があります。
新居のご住所
ご利用中の電話番号とご契約者名義、またはフレッツ・アクセスサービスの「お客さまID」と契約者名義など
工事の希望日
この三つを調べたり決めておく必要があります。また、ここでわかる通り「引っ越す前」にフレッツ光に連絡が必要です。
いつ引越して、いつごろ工事してもらいたいのか事前に決めておきましょう。そして、これをフレッツ光に電話で連絡する必要があります。
次に、
- フレッツ光から「ご利用に必要な書類などを送付」される
- フレッツ光 開通工事の実施
書類を提出し、工事をしてもらうことで、再度利用開始することができます。
引越し工事費
さて、手続きをすませれば単純に光回線が再度使える、というわけではありません。一定の費用がかかってしまうので注意が必要です。
■移転工事費
戸建てへ引っ越し
(3戸以下の建物) 集合住宅へ引っ越し
(4戸以上の建物)9,000円 7,500円 ※移転工事費は割引適用後の料金です。移転工事の内容によっては割引額及び工事費が異なる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
※土日休日に工事を実施する場合は、上記に加え3,000円がかかります(初回にお支払いいただきます)。
※年末年始に工事を実施する場合は、料金が異なります。詳しくはお問合せください。
フレッツ光で引越しをする場合は「移転」といいます。移転工事費は普通の工事費と違いある程度割引されますが、それでも7500~9000円かかります。
違約金
ちなみに、引越しの際に継続利用せず、解約するとしたらどうなるのでしょう。
この場合、定期契約の利用期間内なら「違約金」が発生します。
- 利用期間の途中(利用期間満了月の翌月と翌々月<以下、「更新月」といいます>を除く)でフレッツ光を解約された場合、「にねん割」の解約金(戸建て向けサービスの場合9,500円、集合住宅向けサービスの場合1,500円)をお支払いいただきます。
にねん割というプランがフレッツ光では主流ですが、このプランの場合2年契約なので、2年利用する必要があります。そして2年たった翌月と翌々月(更新月)で解約する限りは違約金は発生しません。ただし、それ以外の期間に解約しようとすると、1500円または9500円の違約金が発生します。
ちなみに2年たってなにもしないと自動的にまた2年契約が更新されます。とはいえ、やはり計画的に引っ越すとしても2年に一度のこの2か月間に引っ越しのタイミングが来るとは限らないので、違約金を払わなければいけない人も多いでしょう。
プロバイダ違約金
フレッツ光の解約時に発生する違約金はそれだけではありません。
フレッツ光利用時に同時に「プロバイダ」とも契約しているため、こちらの違約金が発生する可能性もあります。
プロバイダ名 | 最低利用期間 | 違約金 |
ASAHIネット | 12か月 | 2000円 |
BB.excite | 24か月 | 9000円 |
BIGLOBE | 23か月+ | 5000円 |
hi-ho | 24か月 | 10000円 |
DTI | 24か月 | 10000円 |
WAKWAK | 24か月 | 4500円 |
この金額はプロバイダによって違いますが、最大で10000円ほどとなっています。こちらは定期契約ではなく「最低利用期間」が設置されているので、たとえばDTIなら24か月使えばそのあと更新されることはなく、いつ解約しても違約金は発生しません。
※ただし、プロバイダ自体の毎月の値段も違うので「うっかり月額料金が安いのを選んだら違約金が高かった」なんて話になることもあります。
タダで引っ越す方法!
全く同じサービスなのに工事費でまたお金をかけるのもいやだし、かといって違約金も払いたくありません。
どうしたらタダで引っ越すことができるでしょうか。
いっそのこと乗り換えたほうがお得
実はこうした場合「いっそのこと別の光回線に乗り換えたほうがお得」なのです!
というのも最近の大手光回線では、①「キャンペーン適用で工事費が無料の場合が多い」、②「乗り換えの際に発生する他社の違約金を還元してくれる」という二つのキャンペーンを持っているので、タダで乗り換えることができるのです。
さらに、新規契約ならキャッシュバックもたくさんもらえるのでお得です。
ソフトバンク光は対象外
まず、思いつくのはソフトバンク光の「あんしん乗り換えキャンペーン」です。
ソフトバンク光は乗り換えに力を入れていて、違約金還元してくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」とそれから乗り換えの際に工事費相当分を「キャッシュバック」してくれるキャンペーンがあります。
しかし、
フレッツ光からSoftBank 光に転用されるお客さまおよび当社が提携するケーブルライン取り扱いCATV事業者のインターネット回線をご利用中のお客さまは対象外です。
フレッツ光利用者がフレッツ光を解約し、ソフトバンク光に乗り換えても、転用扱いとなってしまうため、このキャッシュバックキャンペーンを使うことはできません。
「転用」というのはフレッツ光から光コラボへの乗り換えを意味します。光コラボというのはフレッツ光と全く同じ光回線を応用した光回線事業者で、たとえばソフトバンクが自社のスマホ割引などのサービスをくっつけてフレッツ光の光回線を「ソフトバンク光」として売り出しているようなものです。この場合フレッツ光から乗り換えても同じ光回線なので乗り換えたことにならないのです。
フレッツ光からの乗り換えの際、あんしん乗り換えキャンペーンで適用可能なのは「プロバイダ違約金」のみです。
auひかりなら違約金還元!
有名な光回線事業者といえど、大抵は光コラボ(ドコモ光、ビッグローブ光など…)です。しかし、光コラボではない光回線として「auひかり」はキャンペーンにめぐまれています!!
auひかりには①違約金を還元する「auひかり新スタートサポート」と②工事費をタダにする「初期費用相当額割引」の二つがあります。
auひかり新スタートサポート
※KDDI公式サイトより
auひかり新スタートサポートは
- 条件:auひかり+auひかり電話サービス(月額500円)+電話オプションパック(月額500円)
で、合計1000円オプションでかかりますが、一戸建てで電話も必要な場合は契約して損はないはずです。一方マンションでさほどいらない、という場合はちょっと不要ですかね…。
auひかりなら工事費無料!
※KDDI公式サイトより
auひかりには初期費用=工事費を割引してくれるキャンペーンがあります。工事費を一括で全部タダにしてくれるわけではなく、毎月発生する工事費の月賦をauひかりが全額割引して、実質無料にしてくれるというシステムです。
条件:ネット+電話
auひかり戸建ての標準的な工事費は37500円で1250円×30回払いとなります。マンションは1250円×24回払いで、電話契約の必要はありません。しかし、これはちょっと高すぎて払っていられない…。
そんなときはこのキャンペーンを使ってタダにしてしまいましょう。
代理店でキャッシュバック
auひかりならさらにうれしいことにキャッシュバックがもらえます。
代理店 | ネットのみ契約の場合 | ネット+電話契約の場合 |
株式会社NEXT | 65,000円 | 71,000円 |
株式会社NEXTでは、インターネットや電話で申し込めば以上の金額がもらえます。さらにプロバイダからもキャッシュバックがもらえるので要チェックです。
まとめ
フレッツ光を利用している状態で引っ越す場合、①フレッツ光を使い続けるか、②乗り換えるかといった選択肢があります。
フレッツ光を使い続ける場合は工事費がかかりますし、解約して乗り換える場合でも違約金+工事費の可能性があります。
しかしながらここでソフトバンク光などの光コラボに乗り換えても、元が同じフレッツ光なので乗り換えたことにならず転用となってしまいます。転用の場合はフレッツ光の違約金は発生しませんが、どちらにせよ工事費とプロバイダの違約金は発生してきます。
そこでauひかりに乗り換えることで、電話契約が必要にはなりますが、違約金と工事費を回避することができます。
さらに代理店で申し込むことで高額キャッシュバックも期待できます!